|
TVにも出たワンコのようですが、車椅子びすこの本を読みました。
11才の春、後ろ足のなえてきたコーギーに車椅子を作ろうと決心する。
ネット検索して、飼い主の注文に応じて車椅子を製作してくれるところがいくつか見つかる。
それぞれ機能も形も違い、迷う。
いずれもサイズに合わせてのオーダーメードになるので高価だ。製作期間が半年もかかるところもある。それは待てない。
その中でアメリカが本社のところに決める。HPに車椅子をつけたダックスが山道を自由自在に走り回る動画があって、とてもシンプルに出来ていた。
送られてきたアルミフレームの車椅子、軽い!1300グラムだ。
期待にはずんで装着するがびすこはビクとも動かない。折角作っても1歩もあるかない犬もいると聞いていた。それでびすこが家来と決めている、一緒に飼っているあいこと一緒に歩かせてみる。
自分より前に出るあいこを許せない。びすこは歩き出す。
どんどん前足に力がついていく。
散歩の途中、キャデラックが急停止。下りてきた男性が「その車椅子はどこで売っているのか・・自分のラブラドールも歩けなくなっている。ぜひ作ってやりたい!」
車椅子のびすこを連れていると色々な人から声がかかった。励ます人、励まされるという老人。
そして歩道の路上駐車・自転車・公園への乗り入れなど沢山の不都合が身にしみると。
びすこの車椅子は10万円。2年使ってタイヤがすり減って2台目を買う。もっと軽くなって使い易いように改良されていた。
びすこは晩年にてんかん発作を多発するようになり14才で死ぬ。
こういう車椅子を製作する会社があることを覚えておいても悪くない話と思いました。
by oss102
| 2009-11-08 11:20
| 本
|
Comments(6)
|