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仲間はまたスキーへ出かけました。私は無念の思いながら滑りは諦めてホテルで寝ていました。
私は旅なれていなくてドアの外に在室の場合札を下げておくことを知らなかったのです。
清掃のオバサンが顔を出してびっくりして、慌ててドアを閉めました。
マウイ族なのかどうかホテルの下働きする人は皆有色の人でした。そういえばホテルの夜のロビーでは、マウイ族の歓迎ダンスがありました。
今でこそ中国や韓国やブラジル人が働いていることは珍しくなくなりましたが、当時はそんなことも新鮮で、北海道にも沢山いたアイヌの人たちが追われた歴史のことなども思い返したりしたのでした。
雨が降っています。フロントで傘を借りて街をぶらつくことにしました。ビッコひきひきです。方向音痴の私は何度もホテルの位置を確認しながら歩きます。
観光客相手の店が沢山あります。日本人のツアー客が多いので、日本女性も店員として働いています。
洒落たブティックに入りました。ラブラドールの老犬が奥からのっそりと立ち上がって挨拶してくれます。挨拶がすむと静にもとの敷物の上に戻ります。
前年にアメリカに行ったときも何軒もの店に大きな犬が当然のようにいました。コーヒーショップにも飲食店のレジにさえ犬やネコがいましたから、本当に心が和みます。
今は日本ではどうでしょう。少しはそんな店も出来たでしょうか。飲食店では保健所の指導が厳しいと思います。
なにか記念にアンダーセーターでもと思いましたが、みんなサイズが大きすぎて、女性店主は両手を広げて首をすくめました。
別な店でマウイ族の子供が作ったらしい稚拙な壁掛けを買って、長いことトイレの壁に掛けていました。
山は雪だったと仲間が戻り、バンクーバーへと発ちます。
つづく
by oss102
| 2010-02-20 14:38
| スキー
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