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兄のマンションから出ると真向かいに病院がある。
兄の発病があって田舎から出てきたので、そこを選んだのだった。 新築された病院は入ってからのほうが長く、なれるまでは迷路のようだった。 兄嫁は毎日兄のもとへ通う。朝・昼・晩と食事の介助・歯みがき・人工肛門のパッチの交換。 兄は一人でも食べられるのだが、なにかと世話を焼いている。 看護士さんでは妻の思うとおりには中々行き届かない。なにかにつけ気働きのよい兄嫁には見ていられないのだ。 夕食を介助して病室を出るとき、兄嫁はふりかえって兄に投げキッスをする。初めは兄はそれを受け止めて手を口に持っていっていた。 さいきんは投げキッスをすると、兄はキャッチしてまるめて投げ返すと・・・ 朝一番、「私はだ~れ?」と聞くと、「悪いジイチャンのバァチャン・・」と答える。世話をかけているという自覚がある。 そんな老々介護の日々だと笑って私に報告する。 兄嫁はこれが兄の最後の病いになるかもと覚悟をしている。 「いいねぇ、兄さんは・・そんな手厚い介護を受けられる人なんて、もう人類最後の人かもよ。私たち女はそんなわけにはいかないわね。」 孤独な介護 兄嫁は友人も幾人かいるのだが、決まった習い事をする時間も気力もない。だれか話し相手がほしい。 だが、兄嫁の最大の関心事は兄の病気のこと。兄に関することなら何時間でも話していたい。 そういう相手はなんといっても介護者同士がいい。 月に1度でもそういうお話をできるサークルがないかしら。 週に2度、昼食を介助してくれる介護人を頼んだ。そういう派遣先からくるので1時間2500円という。 私と一緒で安サラリーマンの妻で、やりくり生活を長く続けてきた兄嫁にとっては大決断。 今が老後なのだからと、孝行息子にすすめられて決断した。 引継ぎのときや兄のことで、その女性と週に2度もお話ができるということに期待している。 お話好きな女性ならいいなぁ、無口な人だったら可哀そう。
by oss102
| 2010-08-01 14:08
| 日々のこと
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Comments(12)
投げキッスとは、茶目っ気のある兄嫁さんですネェ。それをキャッチするお兄さんもすごいです。微笑ましい夫婦です。(見習うことはできません)’ヘ’
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sidediscussion at 2010-08-01 21:34
聞いておふたりのこれまでのいい関係と、お互いを信頼しきって、仲良く穏やかに過ごされる人柄がわかり、素晴らしいですね。友白髪でどんな夫婦もそうありたいものですが、なかなか難しいことのようです。 私の兄嫁もよく出来た人で、いつも感謝していますが。滅多に出会わない人だと思っていましたが、そうですかお兄さんのお嫁さんも素晴らしい方です。ほほえましいキスシーンですね。
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あきの
at 2010-08-02 09:11
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元気な時にきっとよい夫婦だったのですね。だから心をこめて看病する兄嫁さんと、病になってもなお幸せなお兄さんがおられる。
理想的な夫婦の年取り方。それにしても病院の前に住むこと、投げキッスのこと、頭の良いひとですね。
兄嫁さんが心ゆくまで話会える人が現れるといいですね。聞いてもらいたいと言う気持ちがよく分かりますから。
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hanairomimi201 at 2010-08-02 09:35
お兄さんと兄嫁さんはお互いに尊敬しあったご夫婦なのですね。
私にはとても真似はできないです。 介護に明け暮れる生活には、息抜きもいるかもしれませんね。 介護人がこられてまた新しい展開があればいいかもしれないですね。
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sophiamama
at 2010-08-02 10:00
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父の同部屋の脳梗塞のご主人は、奥さんが帰る時、チュッって唇にキスしてました。
お兄さん夫婦もほほえましいですね。年齢は関係ないですね。 母のときは卵巣に大きな腫瘍が見つかり、先生に「良性であろうが悪性であろうが、この大きさなら手術の対象なんだけれど、その手術に耐えられるかどうか・・」と言われました。 心臓弁膜症でしたから。 母はきっぱり言いましたよ。「先生、お墓の中まで持っていきます」って。 本人も家族も毅然とした態度がたぶん必要なんだと思います。 母が心臓で危篤になった時、「先生、私今日死ぬんでしょ」って言ったのです。 その時は持ちこたえたのですが、そう言われて、先生返事ができなかったそうです。 危ない状態でも、母はジョークが通じる人ですので、気にしないでくださいって私は言いましたけど、私はずいぶん両親にそういう意味では、年をとるということを学んだような気がしています。 お義姉さんのお疲れがでませんように・・。
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oss102 at 2010-08-02 17:03
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oss102 at 2010-08-02 17:05
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oss102 at 2010-08-02 17:09
あきのさん
兄が発病してから札幌に住む長男がネットで探してくれたのです。 一日置きの透析ですから近くじゃないと大変です。 でも遠くからも通ってきますからね。家族はそんなに一日中そばにいてやれません。親孝行な息子2人を育てたのも兄嫁の功績です。
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oss102 at 2010-08-02 17:13
kiyokoさん
本当にはけ口が必要ですね。なにかあると聞いてくれるだけで気が済むこともありますから。私も努力してはいるのですが、こちらのよい時間帯には相手が寝てしまったり、と電話は不自由です。 メールができればいいのですが。
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oss102 at 2010-08-02 17:16
hanairomimiさん
介護人には息抜きが必要です。が、どうやって息抜きするかが問題ですね。やはり同じ悩みを持つ同士が一番なのですが。よい人がきてくれるといいのですが。
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oss102 at 2010-08-02 17:19
sophiamamaさん
お母様は立派な方でしたね。兄は車椅子になってももっと生きたいと云っていました。男と女は違うのかも。男は女の世話になって生きるのに抵抗がないのかな。いや、一般論にしちゃいけませんね。兄が兄嫁に甘えられる関係だからでしょうね。
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