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年老いたときには 生きがい感に執着することなく
自らの価値を問うこともなく
この世で何の役にも立たない自分を
受容できるだけの包容力を
身につけたいものである。
なんとなく自分を甘やかして安心できる言葉ですね。
私の以前のブログにも書きましたが、後期高齢者ともなると、いくら反省したって自分の悪いところは直るものでもない。
どうせそうなら、自分の欠点も丸ごと許して笑顔で暮らそう・・と思っています。
でも今の暮らしには不満もないからこんなことが言えるわけで、なにか小さな揉め事があっても、たちまち笑顔が消えるでしょう。
病気になったら尚のことでしょう。たちまち悲鳴をあげて医者や周りの人にすがるのではないか。
苦労を積んできた人の笑顔は、なんともいえない包容力があります。
柳沢桂子のような病苦と、もう少しで先が見えるところまできていた研究という生きがいを断念してきた人の言葉は重さがちがいます。
by oss102
| 2010-08-14 18:21
| 本
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