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以前に話題になってブログにも載せたことがありましたが、死を知らせる猫・オスカーがこんな本になりました。
かわいいオスカーの写真がいっぱい載っています。
認知症患者の入る施設の老年専門医が著者。
オスカーのこともだが、この本は認知症の患者とその家族のことが書かれている。
社交的で美しいお洒落な母親が、妻が崩壊していく家族のとまどいと悲しみ。
著者自身、リューマチで手の機能が失われていく恐怖を感じている。
ある日、出来ていたことが出来なくなっていく。
そして気づくのだ。変わりない日々がどんなに大切なものであったかを。
終末医療の問題点が書かれる。アメリカ医療はそのまま日本の医療なのだ。
その中でオスカーは患者の死を知らせる。
離れた病棟で、それぞれの患者が死に向かうとき、一方のベットについていたオスカーは、患者が亡くなると、全速力で長い廊下をかけ抜けて、もう一方のベットに飛び乗る。
オスカーは気が気じゃなかったのでしょう。
ここの施設では数匹の猫と、1匹の犬・羊や兎を飼っています。
この動物たちは、どんなに施設の人の心を和ませたでしょう。こういうのっていい。
日本の施設でもこういうことが普通になってほしい。
私はまた、ボランテアでこの子たちの世話をしに通いたいと思います。
猫が好きだからと、この本をプレゼントしてくれたY君に感謝です。m(__)mヽ
by oss102
| 2010-09-20 16:15
| 本
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