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2夜連続の長いドラマを見た。娘は殺人事件が好き。ついつられて見るはめになった。球形の荒野・松本清張原作。
ドラマそのものは大して面白くなかったが、戦後のものなどで画面にでてくる場面は懐かしく面白かった。
もうもうのタバコの煙の刑事部屋。女所帯なのに昼も夜も鍵をかけていない玄関。食堂の高いところに置いてある小さいテレビ。
田村正和が駅からフランスへ旅立つシーンの後方で、見送る人の万歳があった。
「駅で万歳なんて聞かなくなったね・・・」と娘と話した。
むかしは新婚旅行に行く2人にも万歳した。学生たちや若いサラリーマンたちは胴上げもした。転勤も大勢の人の見送りがあった。
私は駅にいくことは少ないが、娘は度々JRで札幌へ行く。見かけることはないという。
新幹線では見かけるのかな。
それにしても見送りの人数も減ったと思う。
船での出発も減ったし、飛行機は空港が遠いし、親族くらいの少数にになるともう万歳の気分もなくなるというものだ。気分じゃなくても、いまはスポーツの世界でもあまり万歳は言わないのかな。いまは景気づけの見送る言葉はなんというのだろう。
今はどこに行ってもメールや携帯で連絡しあえる。大げさな別れの感覚はなくなったのだ。世界は狭くなりました。
田村正和も草刈正雄もみんな年をとった。
by oss102
| 2010-11-28 17:44
| 日々のこと
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