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「たるたるになった夢を見た。おばあちゃん、そんなになって生きていなくてもいいからね。」
ブログ友は、生まれてすぐに母親に死なれた姉妹を育ててきて、下の子は中学生にまでなった。 2人とも良い子に育っている。大好きなおばあちゃんが、たるたるになって醜くなった姿を見たくない。正直な気持ちだ。 生きていなくても・・と言われましても生きてしまうかもしれない。 もう一人のブログ友も、認知症になった母親の面倒を見ている。ここの方言はとても優しい。買い物のときの母親への物言いがやさしい・・他人に褒められて、「最近の私は母が嫌いになっています。」と書く。 優しいから嫌いになるのです。 もう一人の方も、教養のある自慢の父親や母の老いを受け止めるのに、世話をするのに重いと悩みます。 どんなに優しかった父母だって、ずっと抱え続けたら重くてときには降ろしてしまいたいと悲鳴を上げます。そんな自分が嫌だから年老いた親をうとましくなってしまうのです。 老いというものは残酷です。moreの新聞小説の文を切り取ってもうずいぶん日が経ちました。 でも捨てもできなかったということは、私の中に、世の中きれいごとではすまない。大きな共感があったからです。 母の遺産より 水村美苗 老いて重荷になってきたとき、その母親の死を願わずにいられる娘は幸福である。どんなにいい母親をもとうと、多くの娘には、その母親の死を願う瞬間ぐらいは訪れるのではないか。それも母親が老いれば老いるほど、その瞬間は頻繁に訪れるのではないか。しかも大群の女が、突然、あたかも妖怪のように長生きするようになった日本である。 姑はもちろん、自分の母親の死を願う娘が増えていって不思議はない。今日本の都会や田舎で、母親の死をひそかに願いながらどす黒い顔を晒して生きる娘たちの姿が目に浮かぶ。しかも娘が母親の死を願うのは、たんに自由になりたいがためではない。 老いの酷たらしさを近くに目にする精神的な苦痛・・・・これからの自分の姿を鼻先に突きつけられる精神的な苦痛から自由になりたいのである。 自分もああなる運命が待っているだけでしかない。若い頃は抽象的にしかわからなかった「老い」が、頭脳や五体を襲うだけでなく、臭覚・視覚・聴覚・触覚すべてを襲うのがまざまざと見える。 あれに向かって生きていくだけの人生なのか。 土曜新聞小説の後書きです。 これを読んで沢山の女性たちから手紙があったそうです。よく書いてくれた。私の気持ちを代弁してくれたと。
by oss102
| 2011-06-20 15:40
| 日々のこと
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Comments(9)
水村美苗さんの文章読みました。よく分かります。
私の中にもこのような気持ちが起き上がることがあります。 そんな自分が嫌になります。そうして鬱々とした気持ちが溜まります。 避けられない老い、どう自分を鼓舞していけばいいのでしょうね。
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at 2011-06-20 23:07
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
軽度の認知症だった母に私は話を聞くだけ、姉はよく喧嘩をしていました。喧嘩をしても姉のところが母はよかったようです。私は心から聞いてはいなかったようです。
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by
hanairomimi201 at 2011-06-21 14:06
死は願わなくても、私も認知症の母の介護の最中には「こんなこといつまで続くのか・・」と思った時もありました。
だから子供には世話にならないように・・そればかり思うのですが・・どうなるか分かりません。
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by
oss102 at 2011-06-21 15:41
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by
oss102 at 2011-06-21 15:42
kiyokoさん
喧嘩をするということは本気で聞くからなのですね。あたりさわりのない返事は、認知症になってもちゃんとわかるのですね。奥が深いです。
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by
oss102 at 2011-06-21 15:45
hanairomimiさん
子供には世話になりたくない。今の世の中はみなさんそう思いますよね。それでも施設でも病院でも子ども・親戚の関係者を絶対に必要とするシステムです。子供がいなければ甥姪、もっと遠くの親戚にまで連絡が行きます。これからは変わってくるでしょうか。
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あきの
at 2011-06-23 06:43
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何と重い話か…。わかっても毎日そちらに向けて進んでいく…これこそ残酷。
自分も年寄りなのに、ときどき年寄りの人を見ていて醜いと感じることもあります。
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oss102 at 2011-06-23 16:45
あきのさん
自然は残酷ですね。死にゆくものは打ち捨てられるように作られます。同じ無力でも子供はいとしいものにつくられています。無信心なのに神がそのようにつくり給うたと思います。
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