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新首相夫人は、お料理上手な地味な感じの女性だという。
トップに立った泥鰌について、各国首相夫人たちとの交際やもろもろの仕事は、泥鰌夫人にとって大変だろうと、娘と話した。
30代の頃だったか、夫がどんどん出世していくのに付いていけず、とうとう離婚したという文章を読んだことがある。
その時は、なんて勿体ない。私ならどんな世界にも臆せず連いていって、精いっぱい妻の役割を演ずるだろうと思った。
もう50年近くにもなるのに何故かはっきり覚えている。
だが、今はどうだろう。まっぴらゴメンだ。
有名になることにも憧れたが、有名になることのリスクも分かった。
私の母親が、平凡なのが一番いいと言っていた意味が分かるようになった。
有名にもエライ人の夫人にもならなかった(なれなかった)私は、それがどんなに良い世界かは分からずじまいなのだが。
井の外を知らない母娘は、これでいい、これでいいと泥鰌夫人を気の毒がっているのである。
by oss102
| 2011-09-02 16:13
| 日々のこと
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