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会食には次兄夫婦のとなりに座りました。奥さんのS子さんとは高校時代、クラスは違いましたが同期です。
近況を聞きます。私と2つ違いの次兄は、膀胱癌で通院中であること。最近転倒しておでこを激しく打ったこと。かなり足腰も弱ってきています。
S子さんはコーラスグループで最近新冠(ニイカップ・町名)へ行ったこと。
童謡や唱歌を歌うグループが全国にあり、100名以上が集まったそうです。由紀さおり姉妹のような歌のグループなんですね。そうしてまたどんどん入会者が増えていると。
カラオケならためらう人も、唱歌ならみんなと声を合わせて歌いたいですね。私もそそられますが、音域が極端に狭くなっていて断念です。
長くフォークダンスをしていて、かなり上級に行っていたのですが、半月板を痛めて断念したのです。その後大腿筋を弱らせないために、床に腰を下ろして膝下にタオルを丸めて置き、ドンドンと足を打ち下ろす運動を左右100回ずつしていたと。
兄嫁2人はやさしくて美しくて、意思の強い女性を伴侶に得て兄たちは大当りの人生でした。
気の置けない親戚には、順番としてはアッチが先ですから・・と笑わせていますが、やはり二人だけになった兄妹、「元気にしていてね。」と次兄と握手して別れてきました。
青森から教え子もかけつけてくれました。 若い頃の教え子で70才を越えています。
肺ガンの手術の後で、お葬式にはこられなかった。一周忌にはぜひ来たかったと、私たちのところまでご挨拶にみえます。
生前の兄は、デキの悪かった、手のかかった奴ほど、卒業してから先生先生と慕ってくると言っていました。元気だった頃、兄夫婦は地元の教え子と10人ほどで泊りがけで押しかけています。デキは悪かったけれど、今はこんなに手広く寿司屋をやっていると見せたいのでしょうね。
法事は亡くなった人を中心にして、疎遠になりがちな人をつなぐ行事でもあります。
つづく
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