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仲間に年寄りは大嫌いだという男性がいる。正確には大嫌いだった・・と書くべきか。
自分の親は別格として、若い頃からずーっと年寄りはキライと言い続けてきたそうだ。
私が老人施設で朗読を始めた話をしたとき、「うちの旦那は年寄りが嫌いなの・・」と言って笑った仲間もいた。 笑ってというのは、そう言っている本人がすでに年寄りだからである。
私も老人は嫌いだった。サークルに入ってきても、60代の人だと敬語を使わなければならず、ポンポン言い合える仲間とはちがって、なんとなく敬遠していた。
さて、私が時の流れにさからえずに、どんどん本物の年寄りというものになってきた。
スキー仲間もテニス仲間も親子ほどに年のちがう仲間に取り囲まれてきた。
娘と同じ年のスキー仲間は優しかった。海外旅行も何度か一緒に楽しんだ。
それでもやはり同年代というものは気が休まるものだ。シニアのPC仲間に入会して自分の年齢のプラスマイナス10才くらいの幅で楽しくやっていた。
だが入会して8年経つと押し上げられて今やかなり平均年齢の上のほう。私より年上の人は女性はあの人とこの人と・・片手におさまるくらいしかいない。
朗読で老人施設に行っても、私より若い人がゴロゴロいる。
収容所の犬のところへ行っても最高年齢だ。 みんなも昔の私のように年寄りは嫌いとおもっているんだろうなぁ・・
つづく
by oss102
| 2011-11-17 16:38
| 日々のこと
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