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先日佐藤愛子のエッセーを朗読した。デイケアで80代と70代の女性ばかり5人。
昔はほどきものをして長い糸はピースの缶に入れて取っておいた。 布団の襟布などを縫いつけるときはそれを使った。孫にそれを言うと「貧乏だったのか?」と聞いてきた。「いや、貧乏だからじゃなくて・・・」と言いかけてやめた。それ以上分からせるのはむつかしく面倒だった。 母から教わり、母も母の母から教わった。一枚の紙、一筋の糸、一粒のご飯も粗末にしてはならない・・・ ほどき物の糸は私も取っておいた時期がある。躾につかったりなにかと引っ張りだして使っていた。聞き手の5人に聞くと70代の女性はそういうことはしなかったと言い、80代の女性3人は覚えがあると云った。 あぁ、やっぱりそうか。先日も書いたが母は母の祖母に育てられたから、70代では途切れる時代の引き継ぎを私はそのまま引き継いだのだった・・・と皆さんに話して笑ってもらった。 欲望が涸れていくことは、らくになることなのだ。それと一緒に恨みもつらみも嫉妬も心配も見栄も負けん気も、もろもろの情念が涸れていく。それが「安らかな老後」というものだと私は思っている。 最近美味しい物が大根の煮付けだったりタラの粕汁だったり。高いステーキなどには憧れがなくなりました。というとみなさん深く頷いていたけど・・一人変わった人がいた。 一人息子は優しくてかわいい。嫁さんは来るな・・と言っているので一度も来たことはない。 娘なんかいらない。女は嫌いだ・・とはっきり言う。 そう言ってここまで来たのだからそれもいいかな・・涸れる人も涸れない人もありでいいとみなさん穏やかに受け止めたのだった。 ほどき物の糸、取っておいて使った記憶のある人はここの読者にはいないでしょうね。
by oss102
| 2012-02-15 17:53
| 日々のこと
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Comments(8)
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あきの
at 2012-02-15 18:06
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もちろんわたしは糸のことを知っている年齢です。
欲望が枯れるはなしはまったくそのとおりです。いい文章に出会えました。
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糸のことは本で知っている世代ですが、躾けであり哲学なんですよね。きちんとした家庭は今でもきちんと暮らすこと、つまり丁寧に暮らす躾がなされているばずです。
家賃月額180万という部屋に住んでいる友人は、レストランで白いご飯だけ残ったのを下げようとしたウェートレスにまだ食べますとお塩をかけて食べきり、びっくりしたことがあります。乱暴な暮らしは美しくないです。といいながら、だらしない生活をしています。どこで間違ったのだか(^^;)
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nemumie at 2012-02-16 00:21
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oss102 at 2012-02-16 14:12
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oss102 at 2012-02-16 14:18
さなえさん
月額180万の家賃ですか・・・そんなお金持ちとはお付き合いがありません。さなえさんは高級な暮らしですね。(^^) でも美味しいものを食べた後に残ったご飯に塩が美味しかったのじゃないですか?残したくないためにじゃなくて。 私なら先にご飯は少しにしてね、と言えない場合は残します。 家の在庫を無駄なくすることは考えますが、外出先でのこすのは自分の身のためと考えます。
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oss102 at 2012-02-16 14:21
nemumieさん
まだ50代半ばのお若い方なんですねぇ。(^^) 今はそうして取っておいても使えない生活になったのではありませんか? もう縫い物もしない生活になっていますので、私はいつしか止めてしまいました。
ここに居ますょ。しつけ糸に使った糸を再度つかっています。荷造りの紐、ボタンなどとっておきます。この癖(貧乏性)は直りませんね。^^
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さなえ
at 2012-02-16 18:51
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お金持ちの友人は大勢いますが、私は貧乏人です。お古を今でも貰いますw。
お皿に載っている物は残さず食べるという躾を受けましたが、最近は体のことを考えると残した方が良いですよね。
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