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芥川賞の選考委員が全員戦後生まれになったという。
ジイチャンバチャンから息子・娘へと世代交代したわけだ。
身内自慢になるが、亡き兄は長年教員をしてかなり生徒に人気があった。
私が戦後のアメリカかぶれで個人主義のなんのと、今までの価値観を覆す物言いをしたとき、兄は「オレは今まで育った価値観の中でしか判断できない。」と言ったことがある。
長く忘れられない言葉となった。
だが、兄は私が見向きもしないマンガ・少年少女雑誌・エッチな週刊誌、くだらないと私が思うオフザケ番組をいつも熱心に見ていた。そして本当に面白がっていた。
ただ、感覚的に排除しようとしないで、若い教え子たちの体温を知ろうとしていたのだと思う。
それも生徒と親の年齢差までだろう。ジジババの世代は若い人たちにとって貴重な存在ではあるが、若い人の小説を評価して、人生にとってかなり重い賞を決定するのは、あまりに違った土壌からは難しい。
テーマには関係ないけど、本日は猫祭りのあと祭り。(#^.^#)
by oss102
| 2012-02-23 13:58
| 日々のこと
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