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田代島も震災津波にあったが、島は水のはけ口があるせいかいつも被害は本島に比べて少ないのだそう。といっても被害を受けた方には100パーセントな訳ですが。
一人亡くなって船・漁具・小屋・そして沢山の猫たちが犠牲になった。残った猫たちも飢えていた。ドイツから来ている女性の獣医さんと田中さんはワクチンを打ったり猫のカルテを作った。「にゃんこザ・カルテ」世話をしている家には猫用の風邪・お腹の薬なども置いて指導している。
島の猫たち全部の顔を識別できるそうだ。
ずいぶん猫が減ったが、この春には今までに一番たくさんの仔猫が生まれた。自然の摂理というのか。
島の親戚を頼って避難していた人が残していった飼い猫が6匹。これは島猫にはない避妊猫。
日本猫本来のぶっとい短い足・短い尻尾・ずんぐりむっくりが今でもここには残っているが、長毛種や足の長い猫の混血は進んでいる。
地震で地盤沈下が1mもあり、大潮のときにはかなりの浸水がある。そこで遊んだりエサを食べる子猫は数年後の腎臓病が心配される。
犬はいないのですか?と最後に質問したら・・・昔から村の申し合わせで犬は飼わないことになっていると。
猫神社がある。むかし猫と深い心の交流のあった飼い主が建てたものと思われると解説があった。
何度も、もし田代島に行かれる時は・・こことここと・・などと説明が入る。
あぁ、1週間くらいのんびり猫たちを見物していたいと旅行ごころをそそられた。
若い方は民宿のことなども聞いていたから行くんだろうな。
高齢化がすすむ田代島に猫たちが幸せに生き続けられますように。
母親に去られた3兄妹、黒いのが昨日のポスターの魚をくわえている仔です。
おわり
by oss102
| 2012-03-22 16:03
| いとしのネコたち
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