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先日のは日航を再建させた稲森和夫をやっていた。京セラなど生産産業畑を歩いてきた凄い人である。このままでは確実に潰れる日航に乗り込んでたった2年で大きく利益を出した。
どっぷり老舗のブランドに乗っかってきた体質である。16000人を斬り34000人を救った。辛かったと。
名将は仏の将軍ではいけない。100人を救うために後を死地に置いてゆく決断ができるのが名将と言えると。以前本で読んでなるほどと思ったことがある。
国から300億を借りている。それを返済しなければならない。整備工場にはビニール袋4円・10円・軍手クリーニング代11円と箱に書き入れ、ウエスは社員のTシャツを集めて使用。
今までは1ヶ月の航路で利益を計算していたが、今は小グループに分けて、1回の航路の経費・利益を全員が分かるようにした。
稲森に見込まれてパイロット畑にいた片岡知恵蔵(わかる人いるかな?往年の大スター)の4男・植木義晴が社長になった。
社長を受けるにあたって自分に問うたことは、自分は無私になれるか・・だったと。
小さなサークルでも長く続いているのは、どこにも無私の心を持った長がいる。・・・あの人もこの人も・・と頷いたことだった。
私は絶対に無私にはなれない人間だが、国の政治をする人に無私になれる人が欲しい。
最後に村上龍が質問した。東電の再建を頼まれたら受けますか?「とんでもない!受けません!」と激しく稲森は手を振った。
by oss102
| 2012-06-30 16:23
| 日々のこと
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