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我が家のお寺のお墓に変わるもの。背よりも高い棚がずらりと向き合って並んでいる。上の段が仏壇、下段が納骨。ちゃんと数えたことはないが2階だけで18列くらいはある。
大きいお寺だ。お彼岸やお盆には駐車場は一杯になる。
向かいの仏壇にお参りする人がいれば、お尻がふれあう幅しかない。狭い仏壇に花・供え物と置くと一杯になる。
若いお坊さんが幾人か待機していて、呼ばれるとお経を上げる。5分ほどかなぁ・・仏教大学の学生さんのアルバイトのようだ。
無信心の私にはちっとも有難くないから、最近はお経はパスしている。
最近高峰秀子の本を片端から読んでいる。社交が嫌いでづけづけ物を云うので、大物に可愛いがられている。
梅原龍三郎にも愛されてよく食事にも招ばれている。
梅原は高齢になっての葬儀は無用・・若い人たちの大事な時間を奪ってはいけない・・と遺書を書いて、秀子やお気に入りの友人に預かってくれと言った。
誰もそんなものは預かれない。
とうとう銀行かなにかの金庫に保管することになったという。
若い人たちの大事な時間を奪うな・・と書いたということは、自分の若いときに高齢の大物の葬儀で、何度も時間を奪われたのだろう。
白洲次郎も葬式無用と書いた。
こんな時代になってアルバイトの坊さんの未来は大丈夫なのかなと考えた。
by oss102
| 2012-08-15 15:29
| 日々のこと
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Comments(8)
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