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生まれる前に性別が分かるようになって、へへぇ・・と思った時代があった。ベビー服など準備できていいなと思った。 まさかお腹の中で男が欲しいから、女がほしいからと選別することなど思いもつかなかった。
いや、そんなことはしないだろう。でも血液検査で異常児がわかるとしたら・・・私ならどうしたろう。
子供の時、母親から手や足の指が6本の子があると聞いた。それがず~~っと頭にあって、出産したとき、誰もいない部屋でドキドキしながらコッソリ指を数えた。3人の子、どの子も数えた。
素晴らしい子でなくてもいい。五体満足な子が生まれればと願ったものだ。
それは誰しも願うことだろう。
今は妊婦の血液検査で胎児の異常が見つかるという。ダウン症と分かって私ならどうしたろうか。
ダウン症の子は犯罪件数が特に少ないそうだ。穏やかな性格なのである。天才的な能力を発揮している例もTVで見た。
検索して、こうのとりを追って・・という本の出生前診断の反響特集を読んだ。
心臓に異常があって生まれても育たないだろうと云われ、中絶をした。心が痛んだが、そのことがなかったら、次に元気に生まれた次男とは会えなかったのだと思う。と複雑な心境が綴ってあった。
育てれば可愛い我が子だが、初めからダウン症の子を・・と望む親はいないと思う。
生命科学はどこまで進化するのか。 私たちの時代はシンプルだった。
人工授精を知り、自分のルーツを求めて、実の親を探す青年もある。
自分では判断することの難しい問題を突きつけられる可哀想な親達がいる。
科学ってものは止められないようだ。
by oss102
| 2012-08-30 16:52
| 日々のこと
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