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私が一人で訪問朗読している施設のお馴染みの女性。5・6人でお喋りしていると一人暮らしの84才さんが、余ったご飯はお粥にして・・と言った。どうもたまたまお粥にしたのではなさそうで、チンして温めないの?と聞いたら、「レンジは怖くて使えないから無い。」と。
えっ!怖くないよ。今は安くて温めるだけのレンジがあるから是非買ったほうがいいよ・・・と口々に言った。
長く夫婦2人暮らして去年夫を亡くしている。たまに甥が来て面倒を見てくれるそうだが、「今度甥がきたときに頼んで見る」と言っていた。 その後どうしたかな。
便利なものは使い始めたら止められないが、最初からないのはその不便さが分からない。
そんなものだと思っている。 私世代のネットグッズだって同じこと。知らなければそれで済んでいるのだ。
そうは思いながらちょっとこの84才さんの面倒を見てあげたい気持ちもある。
夫婦で田舎で長く農業をしていた。生まれも農家。電化製品を持ち込む若い世代が身近にいなかったのだろうか。
そういう私だって、ずいぶん便利な圧力釜なども使っていないのだ。
by oss102
| 2013-01-19 16:08
| 日々のこと
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