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義姉T子さんは、棚の物を取ろうとしたりして、何度も転んだそうだ。
そのたびに、「そのために私たちがいるのに、どうして呼んでくれないの、首から下げているブザーを押して・・」と叱られるという。
でも今頼んだばかりなのに、すぐにまた、あれも取ってほしいというのは気が引けて、自分でやろうとする。目の前1mほどの棚だ。出来ると思うのだろう。
だが、意識とは別に足が思うように動いてくれないので転んでしまう。
骨折などで寝たきりになってしまったら大変なので、とうとう、ベット脇の床にセンサーつきのマットが敷かれてしまった。 動こうとして床を踏むと職員にバレてしまう。
パジャマの着脱・靴下、お風呂からトイレと全部移動は車椅子になっていた。
自分で出来ることは少しは自分でしたほうがいいよね。・・・と言ったが、介護する方は転倒が怖いのだろう。
毎日体操があり、合唱があり、一人一人に歌わせるという。青い山脈・赤いリンゴなど。
声を出すことは嚥下障害を防ぐ。誤飲をすればたちまち肺炎を起こして、治れば胃瘻への道が近いのが現状だ。
でも一人だけいる男性は歌わないという。どうも男性は集団で生きるのに不器用なのだ。
毎週水曜日はお買い物ツアーがある。車椅子ごとバスに乗って、JRタワーやデパートへ行く。
マンツウマンでサポートが付く。
誕生会・月々の行事、何もない日は珍しく、参加は自由なのだが忙しいとT子さんは笑う。
by oss102
| 2013-02-09 16:18
| 日々のこと
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