|
先日の猛吹雪では8人もの方が亡くなった。 若い人ばかりで本当に悼ましいことだ。
2日の夜はわがボロ家が身を捩っていた。 吹き飛ぶかとゴーゴーと鳴った。
みんな自宅から何百メートルで亡くなっている。車が動けなくっても扉が開かない。開いても強風でドンドン体温が奪われる。 意識が遠のく。
大体北海道の人はそんなに厚着をしない。スーパーへ行っても自宅も温かいから完全防着をして外出しない。
スキーの帰りに脇道に突っ込んでいる車を見ると、私達はみんな車を降りて押してあげる。スキーウエアにブーツで外に出るのに抵抗がない。
動けなくなった車の運転手は、革靴に背広だったりする。 まぁ、今はJAFとかすぐに来てくれるから困らないのだが、昔は携帯もなくて、よく押してあげたものだ。
除雪が行き届いる大きい道でも、強風に会うと吹き溜まりはすぐに出来るし、ホワイトアウト状態で見えにくいので突っ込んでしまう。 本当に田舎道は恐ろしい。
兄が若かったころ樺太で死にそうになったと話してくれたことがある。
車もないので一人遠いところまで用事で歩いたそうだ。 前夜徹夜麻雀などして疲れていた。そのうち道路と脇の雪山の境が見えなくなった。 眠くなった。 倒れていたところをしきりと呼びかけるものがある。 眠い・・寝せてくれ・・頬を叩かれて生き返ったのだと。
そのとき歩行者が来なければ・・・兄嫁は別の人と結婚して・・その子達もいなかった。
たら・ればの世界はたくさんある。
亡くなられた方たちのご冥福をいのります。
by oss102
| 2013-03-04 16:11
| 日々のこと
|
Comments(8)
|