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これは今までのお仕着せの葬儀を、送る人・送られる人の気持ちを考えて変えていこう・・と取り組んだ女たちの記録です。
札幌の普通の主婦たちが、15年を経てここまで育ててきた葬儀の形に感動しました。
ただ、安上がりにと考えたわけではなく、納得のいくように身内を送りたい。
悲しむ余裕もなく、葬儀社との打ち合わせで流されるうちに終わった夫の葬儀でした。
その後の母の葬儀でも、甥が見せてくれた精算書では、僧侶のスリッパ6万円に驚いたこともあります。 仕方がない。葬儀は自分でできないし・・・と思っていた私でした。
せめて自分の時は、子供たちだけの家族葬にと思っていたのです。その家族葬だって流されれば200万もかかったと聞きます。 死んでからのことまでケチしなくてもと、思う人もいるでしょう。でもここでちょっと考えてみませんか。
この本の中で、女性たちは模擬葬をやり、死装束のファッションショーをやっています。
葬儀社が持ち込む従来の白装束だって、きっと高額な料金の衣装なのでしょう。
女たちはそれぞれの好みの色で衣装を作ります。作り方の教室もあります。思い出の着物で作る人、好みの生地で作る人。
私なら、好きなアジアン系の安物の生地でミイラみたいに巻いてもらってもいいな。
つづく
by oss102
| 2013-03-27 14:21
| 本
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