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もうずう~っと昔だが、医療ミスの裁判の本を何冊も読んだことがある。
医療ミスでの裁判は、引き受ける弁護士がいなくてまず困る。ようやく見つけてもまず勝ち目はない。万に一つ勝ち取っても賠償金は裁判にかかった費用を大きく下回る。
それでも裁判を起こすのは、病院側の明らかな怠慢による過失で身内を失った遺族が口惜しいからだ。 それを訴えても、のらりくらりと相手にされずに事件を終わらせようとする病院側を許せない。
すぐに訴えられるアメリカでは、医者の保険も高額になって大変な負担になっている。
ミスを認めれば病院の負け。お金が罹る。
だが、ある病院では患者や遺族に謝ることにしたそうだ。謝れば遺族としても「医者も人間だから仕方ない。」と気が済む。 遺族がそれみたことかとつけあがるかと思えば、案外受け入れてくれるものだと。
アメリカでさえそうなのだから、日本だって誠心誠意の説明と謝罪があれば納得して不満も少なくなるのだと思う。
そうは云ってもやっぱりつけあがって賠償金目的の遺族もいるだろう。
紙切れに署名捺印はなくならないだろうな。
by oss102
| 2013-04-03 16:22
| 日々のこと
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