娘の帰宅時間に、視力がおかしくなったのか、あるいは軽く車にぶつかったのか、ショウマは、車の激しく行き交うバス通りに、後ろ向きにジャンプしながら飛び出る。無視できなかった娘はバス通りに出て、車を手で制しながら、ネコをつかまえるが、死にもの狂いで抵抗するネコに手は血みどろになる。 一度は住家としていた路地に放すが、明るさを求めてか、また車道にとびだしてしまう。 近所の家からビニール袋をもらって、再び捕らえて、隣の動物病院へ。
5日間の入院の後、我が家へ引き取るが、人を見ればハーッと威嚇。居間の座卓をかたずけ、檻の中へ。 3日目ともなると、うなりながらも、棒を入れると体をこすりつけ、甘えるしぐさをする。 5日目に檻から出すが、エサとトイレ以外は、一日中タンスの蔭かベットの下にかくれている。 そのうちだんだんと、私が外出先から帰り、物音をたてると、ベットの下から顔を出すようになる。
フーロと違って、なかなかの美男子。 頚椎と後ろ足の障害のせいで、食事も時間がかかり、仔猫時代はジャンプも出来なかった。 今は筋肉もついてきて、大分ジャンプも出来るようになったが、着地でヨレッとする。 京劇の役者のように、大見得をきって首を回すところがおかしさをそそる。
どうしても空間が大きく残るので、写真を追加。
ショウマのワンパターン・ポーズ。 甘えるときはすぐひっくりかえって、おなかを出す。