早くもTVでは、この一年を振り返ってをやり始めました。
私のブログ背景も雪にしました。いまいち気に入らないけど
我慢します。
70路ともなると、クリスマスの、年末の、新年の、といっても
特別なことをする気もありません。
若い頃は、昨日よりも今日、今日よりも明日と変化を求め
ましたが、今は、昨日の続きが今日もやれるということに
喜びと感謝があります。
朝起きて、「ヨシ、今日もなんとかいけそうだ」 トイレに
行って、無事な排泄と、勢いよく流れる水を有難く思う。
地震 災害 戦争 どれがあっても、継続出来ないことだ。
日常のくらしが、簡単にくつがえることを、身をもって知って
いるのが70路ということかもしれない。
小5で敗戦を迎え、樺太からの引き揚げ、ものおもう思春期
の新制中学では、今までの教えが、大きく反転し、民主主義
とあいなった。
大人の教えの不信感が、色濃く残っている我ら世代。
年をとっても、喜び、悲しみ、怒りも、若い頃と変わりがない
ことも知った。
だから、高齢者になっても、物欲、愛欲に狂っての事件が
後をたたないのも、分かる気がする。
だが、一歩下がって見回せば、その分視野が広くなって
全体がみえると思うのだが、人間は欲望を捨てられない。
動物は、明日を思いわずらわないという恩典をあたえられたが
我ら裸のカシコイ猿は、神にそれを与えられなかった。