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O氏の妻Fちゃんは才気あふれる行動派で、インドへも一人旅行をしてきたほど。
O氏はどこへでも一人で出かけたと書いたが、それは行き慣れた場所のことで、新しいところへは必ずFちゃんの介助が必要だった。
病院への送迎はもちろん、カラダンの部長を長くやり、人を喜ばせる演目を考え、小道具を作る。考えるのは彼でも買い物・作成は彼女だ。 クラス会の幹事もやるし、OSSのバス旅行へも申し込む。 Fちゃんは行きたくないところへでも行かねばならない。
俳句の運座では詠み上げる。頼める人がいないときはFちゃんが狩り出される。 俳句の漢字は難しい。一々辞書を引きながら・・・ストレスが溜まる。
ダイエットしたいのに禁断の饅頭3ヶも食べちゃった。・・・とぼやく。
出かけてくれるほうがいいよ。 寝たきりになったら介護大変だもの。 私は無責任に慰める。
チラチラとそんなストレスを見せながら、Fちゃんはよく夫の面倒を見ていた。
急逝の一報を受けて、これは抛っておくわけにはいかないと判断した私は、OSSにメーリングした。
たちまち驚愕しながらのお悔やみメールがとどく。
9月末のカラダンや10月8日の遊々クラブのバス旅行にも、すでにO氏は申し込んでいた。
参加者確認の名前が出る。 幹事はO氏の名前を削除するのが辛いと。
それらを読む私の心もうるうる・・・
つづく
註 Fちゃんの怪我は9月初旬と書きましたが、8月8日のことでした。月日の経つのは早くて一月勘違いしてしまいました。m(。。)m
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