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ガラス製品を売っている会社にいるネネから聞いた話。
購入者からクレームがきた。 この蝶には足が4本しかない。 クレームを受け取った店員は、その作品の写真を撮って、作者に送り、欠損品ではないのか、と問い合わせるという。
オオカバマダラという蝶を作ったイタリアの作家は、世界的に有名な作家で、世界中の美術館からランプワークに来てくれと、引っ張りだこの作家である。 そんな作家が間違うか???
ネネは不思議に思ってそれを止め、検索してみるとオオカバマダラの種はみんな4本足だった。
昆虫の足は6本と思い込んでいた。 4本の蝶もいたのだ。
入試のときの勉強をそのまま、沢山の人が記憶していたのだ。
私はファーブルの昆虫記は読んだが、足の本数までの思い込みはない。
どうしてクレームを受けた店員は最初に調べようとしなかったのだろうか。このネット社会の中にいて・・と思った。 生物には必ず異種があるものだ。
でも、なまじ勉強していて昆虫の足は6本と覚えていると、こんな落とし穴にはまるのか。
それにしても6本足の昆虫の中に、4本足のマダラ蝶を作った生物の神の意図はなんだろう?
そして小さな精巧につくられたガラスの虫を、10万以上も出して買う人が世界中にいることも面白い。
コレクションとはそういうものか。 チョンと叩けば折れてしまう1ミリ以下の足。
ネネは地震が怖いという。 壊れるのを恐れて客が買わなくなるからだ。
wikipediaからお借りしました。
by oss102
| 2013-11-20 13:57
| 日々のこと
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