|
先日NHKのプロフェッショナルを見た。 この人の経歴などは検索すればすぐ出てくるから書かないが、1着50万円~数100万円の背広を仕立てる職人さんだ。
ヒェッ!!数百万円の背広ってどんなの?と驚いた。パリ8区に店を構えている。
仮縫いに客が来る。 客はいいね・・と満足そう。 客が帰った後で、肩幅を5ミリ出そう・・・動きが楽になる。
客はクチコミで来る。 売れっ子の中年弁護士。
お腹も出てお尻も出て醜いスタイル、顔もくたびれている。
その人が彼のスーツを着ると、堂々の紳士になる。
型紙は命。肩からお腹のトップの点に線を結び、お尻にも線を結ぶ。過剰にならないゆとりは美しいラインになる。体を動かすとスーツを着るというよりふぁっと体にスーツがまとっている感じとか。
彼は、ほんとうに美しいものを作りたいという。
究極の技は芸術だ。絵画は目の錯覚を利用しているんだな・・といつも思う。身に纏うものも錯覚で見せる。
こういうスーツを着て自信に満ちた紳士に変身するのを見て、それでも中身だけで勝負するって言える?
スーツの話だったけどプレタボルテも同様。芸術品を着ればただの女性も格が上がる。
それから先はやっぱり中身の問題になるけどねぇ。
by oss102
| 2013-12-13 16:18
| 日々のこと
|
Comments(4)
|