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先日BSでピレネー山脈の岸壁登攀をやっていた。日本でのトップクライマー谷口という女性。
氷河を上りいよいよ800mの岸壁登攀。 岩はぼろぼろもろくなっている。 外人さんの相棒と8時登攀開始。
3時になってもまだ先は険しい200m。 雲・風が出てくる。 PM5時、合流点へ。 その夜は平地でも吹雪でいきなり冬になった。 それまで他人だった相棒との信頼感・達成感・充足感の共有がわかる気がした。
私は若い頃山登りの本が好きでよく読んでいた。長谷川恒男や田部井淳子の本もかなり読んだ。
多分田部井淳子の本だったと思う。
「この子は役に立つから・・」と山男から紹介があった女性を入れて山に登った。
役に立つ・・という意味が分かった。ミーテングをすると、みんなにお茶を入れたり、手作りのお菓子を配ったりする。 山男たちには便利だったろう。
山は天候が激変する。この瞬間に素早く行動をしなければみんなの命が危ないということはしばしばあるものだ。 その女性は厳しい山への装備・用具などに問題があった。 一人遅れるとみんなの行動に影響する。
山の用具は日々進歩していて、軽いワンタッチのものが出る。彼女は古いタイプの用具で時間がかかる。
山への姿勢が出来ていなかった。 なにかにつけ彼女は足手まといになった。
そんな昔読んだことを思い出した登攀映像であった。
by oss102
| 2013-12-23 16:03
| 日々のこと
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