去年の1月、介護付き老人施設へ入った義姉のことを書いた。
その義姉が亡くなったと知らせを受けて驚いた。87才。
今日、札幌の斎場で行われた葬儀へ行ってきた。
義姉の夫は一昨年の年末に亡くなり、夫婦で予約してあった老人施設へ、急遽義姉一人で入居したのだった。
2度見舞ったが、その後は、怠慢な私は電話で声を聞くだけだった。施設のみなさんとカラオケやゲームを楽しんでいるということだった。
1月15日。心不全で倒れ病院でそのまま意識を回復することなく亡くなったということだった。
こんなに早く・・・あぁ、お義兄さんが淋しがって迎えにきたのね。・・・と息子の喪主に言った。
義兄の時は本人の強い希望通りに家族だけの葬儀であったが、息子としては立派な葬儀をして見送りたかったのだと思う。
養子ではあったが、愛育を受けて60過ぎとなっても母を慕う気持ちは、お別れの柩の前での慟哭となった。
会葬お礼の挨拶状もオリジナルで母親への感謝があふれるものだった。
カトレア、白菊の献花に埋もれた義姉の顔は、その母親そっくりであった。そして夫の顔ともに。
これで夫のきょうだいはみんな天国で揃ったことになる。
書道を愛した義姉の書が飾られていた。