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2009年6月15日
週に2度行く病院はとてもきれいでお茶、冷たい水など用意してあり、院長などが読み終わった本だろうか、本棚に沢山並んでいる。
ひざ掛けもカラフルなのがきちんとたたまれている。週間誌、健康雑誌も沢山。
ご自由にお持ちかえりになってゆっくり御覧ください・・と書かれたちょっと古い週刊誌のコーナーもある。
ところが予約制で予約時間きっかりにリハビリとサービスの電気をかけてくれ、会計もすぐできて待ったことがない。
初日の診察のときだけ少し待たされて、そのとき興味深く読んだ記事があった。
脳科学者の茂木健一郎とかづき(フェイシャル・セラピスト)の対談だった。そのさわりだけを紹介すると・・・
茂木は「顔を化粧することは脳に化粧すること。つまり脳の状態を変えることである。」
また、自分のコンプレックスを受容していくしかない・・・ともいう。
かづき・・・顔に傷やアザ・熱湯痕などがあって悩んでいる人たちにもリハビリメイクをしている。
最初はメイクで傷やアザを隠すことに必死だった人も、それをカバーする技術を身につけると隠すことはいつでも出来るのだと納得して傷を受け入れ、素顔でいても平気になる。
性格や行動もどんどん前向きになっていくと、次々に結婚も決まって行く。
メイクというものは、その人の心の状態や人生までにも影響していくものだと実感する。
そうだろうなと思いました。一度きれいにして自信をつけると、今度は化粧をしない自分にも自信を持てるのだと。 これは茂木の言うように、実際には化粧をしていないのに脳に化粧をした状態にできるということです。
私のように70代ともなると、化粧をしても醜悪になりかねません。アウトドアでは肌を守るためにかなり塗りますが(^^)普段はなるべくスッピンにしています。
年をとっても身奇麗にしていることも大切と思っていますが、長い年月で妙な自信のようなものが身についてきたことも事実です。 イエ、自分を受容できたということでしょうか。
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