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図書館から「予約の本が戻りました・・・」と電話がありました。
ハテ、なにを予約したんだっけ・・・行ってみたらこの本でした。(^^)
作家のねこを読んで、2があることがわかり早速予約を入れたのが何月だったのか。 1年も経ってから返す人もいますからね。 図書館側も新刊書でもなければ、そんなに催促はしないのです。
図書館離れしてしまうからでしょうね。
サテ、作家の猫 2もかなりグッとくる猫がいました。 飼い方が素朴だったせいか、やっぱり昔の作家の猫のほうが胸にきます。
加藤楸邨は俳句の人。 貧しい子沢山の家で、長男穂高が野原で、声も枯れはてて死にそうな仔猫を、母親に、いたところに戻しておいで!と。 泣く泣く戻したその夜、楸邨のポケットから「こんなものが落ちていた・・」と出したのは、その仔猫であった。 この晩、最も安堵したのは「オニを飼っていた母親だったにちがいない。」
その後母親の後追いをして愛くるしく育った猫は、春の夜の猛烈な焼夷弾攻撃で、崩れ落ちる紅蓮の炎の中に走り込んでいった猫は、季節が移っても帰って来なかった。穂高記
3代目になるミイは人前にでるのが好きで、来客があると必ず楸邨の隣に座り、帰るとき一緒に玄関で見送った。
こういう猫っているんですよ。
我が家の以前の黒猫も人が好きで、改築工事で大工さんなどが車座になって昼食を取ると、心得顔に少し控えた中程に座りました。お弁当のオカズなどもらうのですが、それが目的ではなく、来客が好きなのだ。ということが、私には分かっていました。 懐かしい黒猫マックでした。
26人の作家が愛した猫たち・・・それぞれが3匹・・6匹・・死ぬとその後と、また何代にもわたって飼いますから、さぁ総数何匹になるのでしょうね。
みんな愛らしいくせに、みんな別々の個性を持って生きています。
by oss102
| 2014-06-08 14:33
| 本
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Comments(6)
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