杜のひろばで教えていただいているH先生が、琴の発表会に朗読をすることになった。
運河プラザで入場無料。
行ってみたら満席だった。中学生の出場もあり、2部ではフラダンスもあり、家族や関係者たちが大勢の盛況だった。
驚いたのは12・3名の中学生の中に男子が4人もいたことだった。お琴に男子もか・・・う~ん、きっとそういうお家柄のお子さんか。将来北海道のお琴のリーダーになるのかな? それともただの趣味?
H先生はお琴の間奏つきで、新美南吉の「でんでんむしのかなしみに」と「てぶくろを買いに」を読んだ。
教室で見るよりキリッとした若々しい先生。 いいなぁ、こんな大勢の中で独演だ。
「てぶくろをかいに」は私も老人施設で3年前に読んだ。 母親が子供に子守唄を歌う。それを雪の中の窓辺で子狐がうっとり聞くシーン。 どんなふうに歌うのか・・・と思ったら、ねむれ・ねむれ・母のむねに・・・と詩のように読んだ。
私は歌ったのだった。テスト読みの時、リーダーは「歌がどうも・・」とちょっとクレーム的な発言をした。
「どうしてですか?」と反問したが、うやむやにしてしまったことがあった。
下手だからそう言ったのか、今になって蒸し返してもと聞けないでいる。
私は子守唄は世界中の母親が歌うのだから下手でもいいと思っている。
心を込めてやさしく歌えばいいと思ったのだ。
来月の朗読の時間にH先生に聞いてみようと思う。