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私はこういう演劇を見たことがほとんどありません。ですからこんな有料の地味な演劇に、観客がくるのかな~と思いましたが。
でも50年続いている劇団ですから、それなりの動員数は見込めるのでしょう。 結果は土曜日2回・日曜昼1回の公演で290人の来場と発表がありました。温かい好天も後押ししてくれました。狭い会場ですが、私のすぐ前まで座布団席が2列、鼻の穴ま子供たちに見上げられました。子供たちと言っても終始お行儀よく静かな観客でしたよ。後方は勿論椅子席で段々になっています。 緊張感が押し寄せる中、楽しもう楽しもうと自分に言い聞かせ、言うことのきかない体の中心からの小さな震えを必死に押しとどめて、観客全員にメッセージを伝えようと朗読しました。 出番が終わるとすぐに舞台のパネルの後方へ。そこから終わるまではトイレに立つこともできません。舞台の熱演がガンガン伝わってきます。 トンキーとワンリーの勉強があって、その後の自習時間の様子です。 「俺はへびだ。真っ先に殺されるへびだ!!」 自分の首をしめて転げまわる主役のひろし君は迫力があります。 このひろし君は、東京で芝居をしたくて修行していたけど挫折。札幌に帰って「ロクデナシ」劇団を主宰しているという、平成生まれのハンサム青年です。 ライトが真上ですからこんな写真ですが、本物のお二人はもっともっと・・となりの女性は主役の女の子・・いや、ウソかも。(^_-)-☆ まだ続きます。 プロローグ③~幕前での読み聞かせ 読み人 一番 昭和十八年、夏、日本がアメリカや世界を相手に戦争をしていた時のお話です。 上野の動物園でも、動物たちにやる餌がたりなくなってきました。 そのうえ園長さんをはじめ、何人も軍隊にとられ人手も足りません。 けれども留守を預かる主任の福田さん達は、餌集めに駆け回ったりして、大事な動物たちのために、懸命に頑張っていました。 その努力の甲斐あって、戦争中でも動物園は大勢の人たちで賑わっていました。 なかでも、象のトンキーとワンリーは一番の人気者。 わっと集まる子供たち・・・。子供たちと仲良く綱を引くトンキーとワンリー。 本当にこの二頭の象は、みんなの友だちでした。 読み人 二番 そんな八月の半ばのことです。 突然、主任の福田さんは、東京都の課長さんに呼び出されました。行ってみるとそこには軍の将校もいたのです。 そして思ってもみない恐ろしい命令を受けました。 「象や猛獣を全部殺すこと」 もしも東京に空襲があって、爆弾投下で檻が壊され、猛獣たちが街へ暴れだしたりしたら危険だから、と言うのです。 都庁官と軍からの強い命令でした。 福田さんは目の前が真っ暗になりました。 軍や役所の命令には、どんなことがあろうと反対出来なかったのです。 動物園に帰った福田さんは、飼育係の人たちにその命令を伝えました。 みんな怒りだしました。 その頃の東京には、空襲の心配などまだなかったのです。 読み人 三番 それでも命令には逆らえません。皆はずっと黙ったまま、それでも色々と考え、ポツリポツリと話し始めました。 せめてトンキーとワンリーだけでも助けてやりたい。 トンキーとワンリーは、檻の中に閉じ込められました。 そして熊やライオンたちが、こっそり殺されていきました。 夕方、動物園が閉まったあとで、毒薬を飲まされたり、注射をうって殺されていったのです。 もちろん産まれたての赤ん坊もです。 係りの人たちは、ご飯もろくに喉を通らず、夜も眠れなくなるのでした。 九月になって突然、新聞に、上野動物園のぞうや動物たちが「お国のために死んでいった」と発表されました。 そして動物園の広場に多くの人が集まって慰霊祭が行われました。 しきりに蝉の鳴く残暑の中で、子供たちも涙をこらえることができません。 けれども、その式の日もトンキーとワンリーはまだ、生きていました。 ひどく弱ってはいましたが生きていました。 読み人 四番 しかし役所や軍からは、一日も早く始末せよときつい催促が毎日のようにくるのです。 福田さんは心を鬼にして、一息に死なせることにしました。 まずジャガイモに毒を混ぜて食べさせようとしました。 ところが利口なトンキーは、ポンポン跳ね飛ばしてしまいます。 福田さんは仕方なく、もうひと握りの草も一滴の水もやってはいけないと、厳しくみんなに言いつけました。 何日かたちました。 トンキーの頭に、水のようなものが滲み出てきました。ワンリーも背中がひび割れ熱が出て苦しそうです。 その様子を、ただ見るだけの悲しい看病が何日も何日も続きました。 そしてとうとうワンリーが死にました。 トンキーは長い鼻を伸ばして、いつまでもワンリーの身体を撫でてやるのでした。それからまた何日もたちました。 けれどもトンキーは生きています。 不思議な命の力です。トンキーは柵にもたれながら、必死になって立っています。 トンキーは時々よろよろと柵を離れ、芸当をして餌をねだるのです。 それは「お願い、助けてください。私たちは仲良しじゃありませんか」と言っているようでした。 誰もが辛くて悲しくて泣きながら、その場を去りました。 ②そして餌も水も貰えなくなって三十日目の夜明け前、トンキーは息を引きとりました。 ③しわだらけになって、小さく小さくなっていました。 けれども、その顔は安らかでした。トンキーは人間の友だちとして、最後まで人間を信じきっていたのでしょう。 ④誰とも仲良くし、誰からも愛され、必要とされてきた、象の一生でした。 東京に空襲があったのは、それから一年以上もたってからのことでした。 sakuraさんへ なにかのイベントの時にグループで読むのはいかがでしょう。赤字は①の人が読みます。 大文字は読み手のほかの人が声を揃えます。中々効果的でしたよ。
by oss102
| 2014-10-28 13:45
| 朗読
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Comments(9)
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あきの
at 2014-10-27 16:16
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すごい、すごかったじゃないですか。えらい。自分から手を挙げて参加。見上げたものです。
「場を踏む」大切さ…大いに勉強になったことでしょう。 こういう演劇を見に行ったことがありますが、みんな熱をもってやっているんですよね。本当にやりたいことは、お金にならないんですよね。
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hanairomimi201 at 2014-10-27 20:15
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sakura
at 2014-10-28 01:57
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読み始めてすぐ、これは皆に聞かせてあげたい!と思いました。でも、泣かない練習をしなきゃね。
いつもありがとう。
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sakura
at 2014-10-28 02:11
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コメント様式変わりましたね。どこかを押して消してしまい、3回目の挑戦です。オッセさん、すごいね。青菜に塩の状態の最近の私です。頑張らなくちゃ!と自分に言い聞かせています。ありがとう。「縁を生かす」昨日読みました。皆さん涙を流していました。私はなんとかこらえました。
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oss102 at 2014-10-28 13:28
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oss102 at 2014-10-28 13:31
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oss102 at 2014-10-28 13:35
sakuraさん
コメント欄エキサイトに勝手に変えられたのですよ。私もよそのブログに3度も送信できなくて、4度目にようやくでした。余計なおせわです。! 泣きそうになりますね。私は3番を読みましたから、なんとか読めました。^^
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fu-and-boro at 2014-10-28 14:28
コメントがほんとうに面倒ですね。
でも投稿記事の分とコメントの分2ヶ所画面に出して ヘンコメしています。 何とか慣れてきそうですが頭を使ってのヘンコメ・・・チョッと疲れましたよ(笑) 頭の体操になっていいのかな? この話は有名ですね。 毎回涙があふれます。 思い出しただけで涙涙・・・、 よく朗読が出来ましたね、さすがです。 心の葛藤・・・あったのでは?
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oss102 at 2014-10-28 14:38
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