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兄嫁から電話があった。9:1の割合で聞き役の私。好きな人なのだが、見たいTVも見損なう。
さて・・兄嫁は開口一番。なにが怖いって認知症がいちばんこわいネ・・・そうそう、癌よりなにより怖い。 人間の尊厳を否定する病だもの。
だれもなりたくてなるわけじゃないのに、なんとなくバカにされるし・・・その数といったら・・
長い付き合いの俳句夫婦。夫が先に認知症になって妻は最近認知症になったそうだ。
俳句の新年会があって地方から妻が運転してきた。
ワイン・ビール・新酒・おいしいおいしいとバクバク飲む。
「えぇ~! それ、見てる方も犯罪じゃない?」というが止めて止まるものじゃないらしい。
宴会が果ててフロントに預けてあるコートの札が見つからない。 どんな色のコートだったかも覚えていない。 兄嫁は先に帰ってきたから結果は分からない。
俳句は毎月締め切りがあるし、ポコポコ生まれるものでないので苦しい。それでも我慢して続けているのは、認知症になりたくないからだ。
どうせ認知症になるのなら、俳句をやめようかな・・と息子に言えば、「やっぱり続けたほうがいいよ。」と言うそうだ。 なにか一つでも趣味を持ってほしいムスコ心か。
「わたし、さいきん字を書くとき震えるときがあるの・・・」ようやく口を挟めた。
「私だって俳句を送る清書のときは、横の線がギザギザに・・・」
そんなぼやきで小1時間。 早くサ高住に入ってみんなとお喋りができるといいね。
絶対向いているよ・・・誰からも好かれるから。
どこに行っても人間の集合だもの、良い面と悪い面を併せ持つと思う。
でも兄嫁は得な性格だと思う。
by oss102
| 2015-02-18 15:45
| 日々のこと
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