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Kサンは我が家の便利屋さん的存在だ。 74才・74キロ。 以前にも除雪のことで度々このブログに登場している。
もともと機械に詳しくて、そういう会社を経営していたが、海運関係の施設に資金を投じて、失敗したらしい。 景気の良かったときには、女遊びもして奥さんから離婚されている一人暮らし。
最近ようやく借金を返して身軽になったようだ。
そんな次第でお金はないが、人脈と機械の知識と実力で、かなりの生活力がある。
車は軽・一年車検が残っていて、たった3000キロしか走っていないのを20万で買っている。
自分で整備して車検に出すし、タイヤも中古の良いのを選ぶ。
大きくビニールハウスでトマトを栽培してる農家の水道を、以前修理してやったというツテで、シーズン最後のトマトを大きな竹籠に一杯500円で買ってきて分けてくれる。
「あのH高校卒のバカな奴ら、働かせたらどんどん仲間を集めてきて、キチンと仕事をしてくれる。」と屋根の雪下ろし・ダンプの除雪作業の親分だ。
若い時は母親を泣かせたヤンチャぶりだったようだが、話を聞いていると、たとえ年間200万に足りない収入でも800万くらいの暮らしができていると思う。
「元の奥さんも娘も、あれを直して、これを安く買えないかと、しょっちゅう相談してくる。おれがなんにもできなければ鼻も引っかけられないよ・・」と。
いっそ便利屋の看板をあげてもらいたいが、気ままに暮らしたいのだそうだ。
一人暮らしのせいか、話が長いのが難だが、こういう世界を聞きかじると、なんでも定価の暮らしをしてるわが身の不器用さが身にしみる。
by oss102
| 2015-10-08 15:15
| 日々のこと
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Comments(8)
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