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家屋解体の支払いもすんで、後は法務局での申請で終わると、娘と書類などととのえ乗り込んだ。 手続きの流れは、以前に電話で聞いてある。
親切にあれこれ教えてくれた。名義が違っても、くっついている家屋の解体は、ひとつのくくりとして扱うので、申請者は一人でいい。
そうかそうか、以前にも土地の図面をもらいにいったときも、電話も応対も親切だった。
お役所も変わったのだ。と安心していた。
ところが、40分またされて催促してまた20分、計1時間が経過しても必要書類を渡してくれない。 女の子は「もうしわけない・・」の繰り返し。
謝ってもらいたいのではない、申請書類がほしいのだ・・というと、まれなケースなので・・という。 まれ?どうして?、あっちこっちで解体してるじゃないの。くっついた家だってたくさんあるでしょ・・と応答していたら、ちょっとベテランらしい女性に代わった。
まれというのは、当人が申請にくることで、普通は家屋行政書士とかいうプロがくる。
みんなそろえて持ってくるので、解体所有者の当人に出す書類がないらしい。
えつ!電話ではどうしてあんなことを・・・名前も覚えている。
後で電話が来ることになった。 がっかり・・・またプロにウン万円を払うのか。
簡単そうですよ・・と隣の分まで引き受けたのに。
どうしてあんな調子のいい電話だったのかが分からない。
つづく
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