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ネネと私は同じ病院で血圧の薬をもらっていて長い。 今回の引っ越しにあたって近くの大きな老人病院で薬をもらおうね、と話していた。
ここは新しい建物でスタッフの応対もきもちよく、6・7年前にもリハビリに通ってきていたところ。 市からの血液検査はいつもここでする。
二人の時間が合わないので、先日ネネがその病院へ行った。あらかじめ転居したので血圧の薬をだしてほしい、と電話してOKの返事をもらっていた。
行くと、受付の女性と話している途中に看護師がでてきて、「紹介状がなければ薬は出せない。」という。 電話をしたときにはそんなことは言われなかった・・患者は病院を選べないのですか。・・と言ったが、「病院同士のしきたりがある・・」とかなんとかで、医者にも会わせてもらえずに、プンプンして帰ってきた。
「もう、あんなところへは絶対に行かない。!!」
いまどきそんな馬鹿なしきたりを引きずっているのか・・院長だって新聞に載ったくらいの人格者。
その院長の方針なのか。 ここへは3年くらい訪問朗読をしていた。
今は病院側の事情で休んでいるが、そのとき会った課長を呼んで話そうか。
難しい病気なら、紹介状も必要だろうが、たかが血圧の薬だ。東京から転勤してきた人にもそれを言うのか。
市内同士の医者の間での仁義だろうか。紹介状だって何千円もする。ハラが立つ。
2・3日して、薬が切れて乗り込んだ。
つづく
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