|
北海道警・・とあるので借りてきました。2011年発行の本です。
まぁ、どこのお役所でも、つつけばいろいろ出てきますが、警察というところも悪事と深い関係にありますから、ものすごいです。
この人は、拳銃の押収の成績を上げるために、ヤクザと通じ、上役も容認しています。
警察同士が成績を競って、おとり捜査などなどあの手この手です。
税関にも話をつけて、覚せい剤を見逃してもらい、逮捕しようとしますが失敗。みんな実名でバンバンでてきます。 小樽署長になった人は、ヤクザに脅迫されて首つり自殺。盗難車の売買・・ヤクザの闊歩。 ヒェ!! そんな怖い人たちが歩いていたんだ。
私は、この事件が書かれている当時の、14・5年前、よく海辺の倉庫群が並んでいる道を車で通りました。
倉庫の壁にピッタリくっついて様子をうかがっている男がいました。2・3人もあちらこちらに不審な動作の男たち・・なにしてるんだろう・・ここはネズミ捕りをよくする道路ですが・・ちょっと違うみたい・・と通り過ぎました。
そうしたら、おとり捜査で張り込みをしていたことが書かれています。
あれだったんだ!!
著者は、トップ刑事としてさんざん道警の成績アップに貢献したのに、上司たちが危なくなったら、飛ばされて・・(生活安全課)みたいな畑違いの部署へ。
それでヤケになって覚せい剤に手を出してしまいます。逮捕・・9年の刑期。
歴代の上役たちのほとんどは、警視長になり、キャリア官僚は警察庁長官にのぼりつめ、その多くは
定年退職を迎え、なに食わぬ顔で悠々自適の生活を送っている。 とあとがきにあります。
by oss102
| 2017-03-07 14:31
| 本
|
Comments(5)
|