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女たらし・・という言葉は死語になりましたか? それにならぶ言葉でひとたらしという言葉を、いぜん作家の本で読んだことがあります。 死語というよりは滅多に使う言葉ではありませんが。
その人たらしは、Sさんという男性です。昨日書いたスキー部長のことです。
ossに入会してきたのは、私より数年後で・・私は、サポーターを志願して学習会に出ていました。
何回かのつぼみ学習会のコースを終えると、S氏は誰にも言われないのに、前に立ち、講師たちに、感謝の言葉を言いました。
ossはシニアが集うPCの会です。その年代でこういう会に集まる人は、いかにも現役時代、会社でバリバリと仕事をこなしてきたであろう、風貌をしています。洗練された背広が似合う男性たちです。
ところがS氏はちがいました。どうにも風采があがらず、長年の酒?で荒れたしわがれ声で、トツトツと話します。場違いな雰囲気でした。
私は当時スキー部長をしていて、メンバーが増えてほしくて彼に声をかけました。
昔、滑っただけだからな~・・とためらいながら入会してくれました。大昔のウエアとスキーで。
それから数年たたぬうちに、彼は,OSSに昔の仕事仲間を5・6人も入会させ、いつも取り巻きがいます。いつのまにか運営委員になり、全部の行事に参加して人気者になっていました。
家庭も円満。ブログでみると、盆暮れ・夏休み・冬休みと長期の休みの時は、彼の子供たちが高校生くらいになった孫たちを引き連れて長期滞在。温かくて居心地の良い家庭なのでしょう。
口の悪い女性は、「どこがよくてもてるのか・・」と好意を持って悪口をいいます。
温かいのです。そして褒めることを惜しまないのです。わざとらしくなく、ポツリとほめてくれます。頼めば断ることをしませんから、町内の役員も、隣のオバアチャン宅の雪も、除雪機でやってあげます。
スキーも従弟かだれかにもらったと良いスキー用具になり、ウエアも最新のものになりました。みんなもらいものです。彼を慕ってすぐに物が集まるようです。
彼に会う人は、みんな彼の人たらしにあって参ってしまうのです。
まだ続きます。
by oss102
| 2017-03-11 16:05
| 日々のこと
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