毎年小樽仏教界の行事で、有名人を招く。最初は長嶺ヤスコの名に惹かれて行って、毎年行くようになった。お寺側でも有名人の集客のすごさに、最近は市民会館を使うようになった。
ひろさちや・養老毅・東儀秀樹・鳥越俊太郎・など、みんな話が面白かった。
たった千円で話が聞ける。
毎年以前の家のとなりのラーメン屋に貼り紙がでるので、早めにチケットを買っていた。だが、引っ越しをしてからは、すっかり忘れていた。
仲間から、友人がいけなくなったので・・とお誘いを受けた。無料の^^チケットをもらい昨夜出かけた。会場20分前に行ったのに、もう大行列。前から3列目のかぶりつきの席に着いた。
笑点に出ている落語家で語りの会の人もみんな知っていた。私は落語・漫才・お笑い番組をみない。
小樽市民のマナーとして、笑いどころでは笑い、拍手をした・・が、本当はあまり面白くなかった。
帰りたかった。
ラジオの時代、私は講談や朗読やドラマは熱心に聞いていたが、どうもこの世界には感性が育たなかったようだ。
でもさすがと思ったのは、高座に座って、ささやくような小声で話すときでも、耳の悪い私にも聞こえたこと。
かえって舞台前で立って、最初のトークでマイクの口元で話したときは聞きづらかった。私には反響音がいけない。
話芸として立派な芸なのに、もったいなかった。
幼いころ、母のひざ元で、巡礼おつるや先代萩の浄瑠璃の話で育ったせいだ・・とここでも親の責任を問う。 あぁ、ツカレタ・・・