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血圧と骨粗しょう症の薬をもらう病院は、老人病院。老人施設のある病院だ。
以前にも書いたが、きれいで、冷茶常備・待たずにリクライニングのマッサージ付き。
そこの書架で2冊の本を借りてきた。院長選挙は私の好きな内部告発的な本。やっぱり医者や関連の人が読みそうな本。 今年9月に第2刷発行。幻冬舎だ。ホヤホヤ・・・
ふと横を見ると「あなたの呼吸がとまるまで」が目に入った。 これは10年前の発行。
死ぬまでの色々なパターンを書いた本だろう・・・とページもめくらずに借りてきた。
図書館でなら、必ずみるあとがきや奥付きもみなかった。
ところが読みだしたら、なんと12才の少女の話だった。
父親が舞踏家で、母親は離婚して家を出てる。学校のクラスの子たちとの付き合いや、父親の周囲の30代の男に気を許して、傷つく。
それで少女は、必ず本人と分かるような小説を書く。許さないと・・・
何度も芥川賞候補や、新人賞なども取って力量のあるこの作家の名は知らなかった。
読ませる。 早トチリのおかげで、まぁ、一人、読んだ作家の本が増えた。
それにしてもねえ、病院の書架だから、死ぬときの話だと思い込む私。
それほど死までの距離や時間の問題ではなく、病苦を避けたい私なのですよ。ムリだよねぇ。
因みに、先日NHKに、安楽死を提唱した橋田寿賀子がでていましたね。
スイスのチェルシーで、登録しているのは2千人。そのうち実際にここで安楽死をしたのは2%とか。
ここに来るまでに地元で亡くなる人が多いようです。
by oss102
| 2017-10-09 16:00
| 本
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Comments(2)
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