人に魚の絵を描かせたら、まず間違いなく左側を頭にして描くそうである。
右利きとか左利きにも関係がないし、外国人に描かせても同じである。
魚類図鑑をはじめ魚の絵のほとんどが、そう描かれているので、子供のときからの刷り込みでそうなるらしい。
どうして魚類図鑑にそう描かれているのかというと、最初に魚類の研究を体系的に行った学者が、常々魚の左側を写生したからだそうだ。
その理由は、右側は写生前に解剖で開いてしまったからだ。
右側を解剖するのは、心臓を守るためということである。
直木賞作家 東野圭吾 友の助言の中より。
私も娘も左を頭にして描いた。 ネコを写生しても左に頭がないと描きにくい感じがする。
この場合は、単に右利きだからと思うが、左利きの人はどうなのだろう。