富山の病院で7人のガン末期患者が延命措置を取り外していたことが分かったという。
本人の確認も取れていず、他の医師への相談も無く、家族の同意も口頭で得ただけ、外科部長の判断だけで、呼吸器を外したということである。
「積極的な安楽死」ではなく広い意味での「消極的安楽死」と病院側は説明している。
一昨年、北海道の羽幌町でも、女性医師が90才の男性患者の人口呼吸器を外して死亡させたとして、殺人容疑で書類送検されている。
こんな報道がある度叫ぶ。「死なしてやれよー!なんで騒ぎたてるの!」
もう末期患者である。昏睡状態なのだろう。もういいではないか。
医師の温情ではないか。だれがそうした状態で延命を望むのか。訴える人たちは、自分がそのような状態のとき、意識不明まま、呼吸器につながれて本当に生き続けたいと望んでいるのだろうか。
基準は必要だろう。だが基準を満たしていないからといって、人道的な応用編が現場にあって何が悪い。
同年の友人たちと、この話題を口にしても、100パーセント医師側の味方になるのに、どうして騒ぎになるのだろうか。