今日は時の記念日。
朝刊片側一面にシチズンの広告が出ていました。時計は下のほうに少し。
ミヒャエル・エンデの「モモ」の抜粋が載っていました。
これを読んだときのことを懐かしく思い出しました。
スキー仲間に小学校の先生がいて、子供向けの良い本を時々知らせてくれるのです。
私は読みたい本が山ほどあり、子供向けの本には気が向きませんでした。
でもスキー仲間が次々読んで、話し合っているのを聞いて、ついに図書館から借りて読みました。
時間に追われ、むしばまれていく現代の生活を浮き彫りにした本でした。
主人公のモモは、ゆったりした時間を取り返してくれたのでした。
それ以来児童図書を見直して、灰谷健次郎の本などは何冊も読みました。
灰谷は、自分の食べるだけの食料を作って、自給自足の生活を目指すのです。
子供に向ける暖かい目、面白く感動して読んだものでしたが、いつの間にかまた大人の本ばかりになっていました。