私は小学校を4回も転校した。
人見知りする性格で、馴染むのに時間がかかり転校は大嫌いだった。
樺太から引き揚げてきて、田舎の小学校に転校してきたのは小5の時。みんな○○ちゃんと名で呼び合っていた。私だけが姓で呼ばれた。 淋しかった。
中学・高校へ進んでも、同じ地域からの人が進学したので、やはりチャン付けの人は大勢いた。 性格もあったろう。 私は人と会うと緊張してしまう。 そんな固さがズーット続いて、会社勤めも姓で呼ばれた。
スキーもテニス仲間も姓で呼び合う。 夫婦でくる人だけ、区別するためにそれぞれの名前で呼んだ。
ところがパークゴルフは、何故か何処へ行ってもほとんどチャンづけで名を呼ぶ。
私も○○ちゃんと呼ばれ、80才の男性もチャンづけ。
これはどこからの流れなのか。幼子に帰って名を呼び合って、童心に帰ろうとしているのか。
70才を過ぎて、念願のチャンづけで呼ばれている私である。
園芸教室に通っていたとき、高山植物ばかり育てている人から、ゴゼンタチバナ、とつる花笠を沢山植え込んだ鉢をもらった。友達にも分けてあげたほどなのに、なんとその鉢には今年1本のゴゼンタチバナが出てきただけ。つる花笠はランナーで延びた2株がこんなところで生きのびていた。あの鉢はどうも気に入らなかったに違いない。
ここでは、またランナーを延ばして少し増えてくれるだろう。
オニオエンテマ・園芸名カスミソウ・カーッペット。カーッペットというだけあってどんどん増える。
せまいのだからあまり増えても困るのだ。毎年貰い手を見つけては減らしている。
今が最盛期である。