人気ブログランキング | 話題のタグを見る

仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
検索
最新のコメント
おはようございます。耳石..
by bluesky.michiko at 07:39
orientexさん ま..
by oss102 at 20:03
ええ!そんなことに。 私..
by orientexp at 02:21
tanatali3さん ..
by oss102 at 12:00
OSSさん そうでしたか..
by tanatali3 at 05:10
hofmizukiさん ..
by oss102 at 12:11
mikihanaさん ア..
by oss102 at 12:07
OSS様 可愛い猫画像..
by hofmizuki at 04:43
こんばんは。 少し休憩..
by mikihana922 at 21:43
ふばこさん ふばこさんの..
by oss102 at 11:08
こんにちは。 わたしも..
by ふばこ at 17:08
vitaminminku..
by oss102 at 15:12
buuelskymich..
by oss102 at 15:08
少しの間寂しいですが、復..
by vitaminminc at 14:52
初めまして、bluesk..
by bluesky.michiko at 12:07
タグ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
祖父と祖母のこと・・・吾等の一生より エセ坊主にだまされる
 坊主さんが来ると、誠一郎は大喜びしました。
人を集めて神様や仏様のように病気を治すといふて毎日近所にふれて歩かせておりました。

「宅地の北の隅を掘ると宝物が出るから掘れ」とか「温泉が出るから掘れ」とかいふて「その支度を早くせよ」などと家中てんてこ舞いの大騒ぎでありました。

それから庭を掘ったり、床下を掘ったり、宅地に穴を掘ったりしましたが、どこからも何も出ませんでした。近村の人々にも評判になり、見学にきた人も沢山ありました。

ところが何にも出ないものですから、坊主さんも気が気でなくなったとみえて、或る日、一寸用足しに行ってくると出たきり、影も形も見せなくなりました。

そんな騒ぎは1ヶ月も続きましたから、両親も夫もそろそろ目が覚めたと見えて、初めて夫が私に「今まで私は永々夢をみていたのだ」とことの顛末を語りました。

「札幌の未決監にいた時一緒にいた八卦おきの坊主で、私の手相を見て、妻には別に男が出来て、すでに妊娠5ヶ月になっている」といわれたのでした。

「今更面目もない。坊主にだまされて、お前に辛くあたったのは、本当に皆私が悪かったから許してくれ」とあやまられて、私もやうやう今までの事情がわかったのでした。


後の誠一郎の手記によると、裁判にかかるまで未決監に一年ほどいたとき、その坊主は被告人に「お前は無罪だ」というとみんな無罪で出て行くのだそうです。

誠一郎には「あなたには罪はないけれども、相手の人間が悪い事をしているので罪になるかもしれん」というのです。

そこで妻のことも観てもらった所、情夫が出来て、妊娠5ヶ月うんぬんといわれたのです。
そういうところでは、心も弱くなっていたのでしょう。

by oss102 | 2006-08-23 20:22 | 日々のこと | Comments(14)
Commented by こじま at 2006-08-23 22:41 x
とんでもない坊さんがいたもんですねぇ。。
Commented by chiyomi at 2006-08-23 22:57 x
やうやう今までの事情がわかったといっても、これまでのお祖母さまの苦労を思えば簡単には許すことができません。おじいさまはよほどハンサムだったのでしょうか?
Commented by あきの at 2006-08-24 00:10 x
コマツひとりに苦労させて、じうしょうもない誠一郎。
あちこち掘ったのは、笑わせました。
しかし、わたしの小さいときも「こっくりさん」などやっていましたから、人のこともわらえません。
Commented by hanairomimi201 at 2006-08-24 08:02
子供達も帰ったので、今日はゆっくり読ませてもらうぞーって来ました。
スゴイ、貴重な日記が残されていたものだと思います。
コマツさんの苦労、誠一郎さんの苦悩、実母の思い・・それぞれ鳥肌が立つほどの気持ちで読みました。
えせ坊主の一件はこれだけ情報の多い現代も、素朴だった昔も変わらない一面もあって、人間って弱いものだと感じました。
Commented by KURA at 2006-08-24 08:24 x
楽しみなブログになってしまいました
また来ました

>札幌の未決監にいた時一緒にいた八卦おきの坊主で、私の手相を見て、妻には別に男が出来て、すでに妊娠5ヶ月になっている」といわれたのでした。

そうなんですか 怪しい人間は いつの時代にもいるのですね
やはり真実を見極める目というかココロが必要ですね





Commented by 清子 at 2006-08-24 10:33 x
人の心が弱っている時につけいる坊さん悪い奴ですね。いつの時代も同じ人間がいますね。
Commented by mikihana922 at 2006-08-24 11:36
お祖母様はまだお若かったでしょうに・・・。
でも芯の強い方のように思います。
しっかりしたご家庭で育てられたのでしょうね。

最後に、誤解が解けて良かったです
人は弱い立場にいると判断力が鈍るのですね。
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:32
こじまさん、いつの時代にも半パに見通せる人物がでます。ときどき当たるから困ります。それで信じてしまうのですね。
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:34
chiyomiさん、おじいさんがハンサムだったとは思えません。子孫に心当たりのする顔が見当たりません(笑) とにかく昔は女は辛抱するしか道はなかったのでしょう。
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:38
あきのさん、お金もないのにあちこち掘って困ったもんです。最近エリート大学生ばかりをねらった、韓国の宗教がありましね。池澤夏樹の小説にも宗教は出てきます。エセと本物との違いはお金を取るか、否かで判断するでいいですか?
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:43
hanairomimiさん、お疲れ様(笑) いつの時代にもだまされる人、だます人は出てきます。だます方も初めからだますつもりの人と、中途半端に見通せる人がいるから、つい本気になります。
祖父もあまりこの坊主のいうことが当たるので信じてしまいました。
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:46
KURAさん、1度で見捨てられなくて嬉しいです。心細かったり、孤独なとき、人は判断力が弱りますね。こんなことで祖父は生涯祖母に頭が上がらなかったと思います。
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:50
清子さん、この坊主も初めからだますつもりはなかったと思います。
ある程度は見通せる力を持っていたと思います。後の祖父の手記によりますと、この時期コマツに横恋慕していた男がいたそうです。
夫が留守ですから、そんなけしからぬ男もいたでしょう。
Commented by oss102 at 2006-08-24 14:54
mikihanaさん、なにせ武士の娘で育って、その実母も「貞女は2夫にまみえず」と洗脳されて育っていますから、辛抱強いのです。
いまなら親もサッサとお帰りと引き取っています。
理由の分らない仕打ちを受けて、どんなに辛かったことだろうと思います。
名前
URL
削除用パスワード
<< 祖父と祖母のこと・・吾等の一生... 祖父と祖母のこと・・・吾等の一... >>