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日露戦争も終わり夫は憲兵を止めて小学校の教員に。 同居の期間もあったが、琴似の学校に転任になって、コマツと長女ナヲは店に残り、両親と下の子2人と共に、教員住宅に移り別居となる。
「私は生まれて初めて人になったような気がしているのに、人様から偉い偉いとおだてられるので、私は本当に偉くなったような気になり、所謂そのときの私の心の自惚れであったのです。 それがよくよく私の失敗の元になりました。 札幌でも指折りといわれる親方衆が、私を信用してくださるようになり、「貴女の保証なれば何千円でも貸します」と言われるようになりましたものですから、親しく交際している方から、保証を頼まれますと、今まで自分が難儀したときのことを思いまして、まことにお気の毒に思い、私の出来る限りの面倒を見なければならぬ、と思うものですから、色々な方々や人々の保証をしました。 そして大は500円から、300円、250円、そのほか小さいのは数知れぬほど判を押して上げたものですから、しまいには自分の店の仕入れにも差し支えるようになってしまいました。」 このままでは差し押さえが来るかも知れぬという事態になり、債権者を集めて店を投げ出すことになる。 色々算段の挙句、コマツは兄の保証の300円と他に毎月無尽のお金30円ずつを払っていくことになる。 今度は2条通りに月17円で2階屋を借り、小松館という看板をあげて高級下宿を始める。 月々30円と兄への支払いも少しずつ返すことが出来るようになり、ナヲも郵便局で働くようになり、「先ず、これで安心していました。」 ところがその頃、母恋の小学校に転勤していた夫から、母が病気との知らせ、4日後には死亡、葬儀をすませたが、父の面倒をみなければなりません。 父を札幌へと誘っても、母恋の土になりたいという。 その後父は病気になり、世話をしなければならず、好調の下宿屋をたたむことに・・・・ 下宿屋と諸道具を売って、兄の借金の残りや利子など、後を整理して母恋へ行きます。 母恋に来ても、コマツはジットしていません。 つづく
by oss102
| 2006-08-27 15:42
| 日々のこと
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Comments(10)
転んでも転んでも起き上がるコマツさん・・まさに七転び八起きの人生ですね。尊敬です。。
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せっかくお店を持って楽になられたと思ったらまた大変な目にあって・・・でも負けずに新しいことを始められる。Ossさんのお祖母さんは“甲斐性”がありますね。明日はなにが始まるのでしょうね。
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あきの
at 2006-08-27 22:29
x
波乱万丈。保証人だけはやらない……これは生きる鉄則だと、わたしは思っています。どうしてかと言うと、わたしの父も連帯保証人で印を押したばかりに大変な思いをしましたから。
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hanairomimi201 at 2006-08-28 07:41
困った時は相身互い・・そんな考えのコマツさんが大変な事態になってしまったのですね。
>私は本当に偉くなったような気になり、所謂そのときの私の心の自惚れであったのです。 ・・自己分析もできてらっしゃるコマツさんですが・・それにしても高い授業料でした。 でもこれからますます世界的戦乱の時代に突入して行く。 コマツさんのこれからは・・ドキドキです・・。 あらためて歴史勉強しています。
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tmshanagn304 at 2006-08-28 10:08
読ませて頂きました。
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oss102 at 2006-08-28 17:03
こじまさん、今なら仕事優先とかいって、中々親の面倒を見ないケースもありますが、昔は親の世話は絶対でしたね。折角軌道に乗ってきたのにと私も残念に思いました。
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oss102 at 2006-08-28 17:05
chiyomiさん、店での損害は遣り繰りでおさまるものではなく、何か別のことをしなければ、返済ができないのですね。それであれならこれならと手を出すのです。
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oss102 at 2006-08-28 17:08
あきのさんのお父様も保証で大変な目にあいましたか。我が家でも絶対保証はしないが子供のときから聞いていた家訓でした。コマツの轍を踏むなということでした。
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oss102 at 2006-08-28 17:10
hanairomimiさん、自分が苦労してきた分、優しさがあだになりました。
やはり士族の商法で甘い考えだったのですね。
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oss102 at 2006-08-28 17:12
304さん、短いコメント大変励みになります(笑)
長くなってしまって、ねこも花も出番がなくなりました。お付き合いください。
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