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小花井に平和な暮らしが訪れ、孫の顔も見て安心な生活が訪れる。
ここに初めて夫婦が一緒に暮らすことになりました。けれども永い間、夫婦の情愛が失われていたものですから、一緒にくらしていても、互いに水臭い匂いが取れませんでした。 ところが大正6年の夏、栗栖さまのお世話になって、一週間の禊(みそぎ)をしましたので、その水臭い匂いもようやく取れました。 本当の夫婦になったような気持ちになりました。 そしてこの度、二人が心の中を打ち明けて、この懺悔話を書いたので、お互いに今までの疑いも晴れて、嬉しく日を送るようになりました。 人生とはまことに夢のようなものであります。・・・・・・と終わっています。 上欄の黒いところは、誠一郎がコマツの悪口を書いた(批判と思う)のを、夫の死後、コマツが10頁にも渡って炭で塗りつぶしている。 残念 読みたかったな~ 他に誠一郎の父が「この文明の世に、刀は不要だ」と言って、伝家の名刀大小、槍も薙刀も大きい箱に一杯あったのを古物屋に残らず2足3文で売ったのを、ひどく残念がっているところがある。 婿である私の父も、戦後軍刀を全て処分し、短刀一振りをナタにしている。 私がいくら高価なものであっても、使わないものは思い切り処分し、着心地の良いセ-ターは千円のものでも何年も着るというところが、同じ血だなァ、と感心したりしています。 享年 誠一郎 数えの68歳、 コマツ 60歳 祖父は私の生まれる前年、私が祖父の生まれ変わりと言われました。 コマツは私が3歳前に亡くなっています。 時代に翻弄された夫婦の書き物も、破れ、薄れ、判読も難しく、また、興味を持って保存してくれそうな孫達も一族の中に見当たりません。 残念ですが、こうして皆様に読んでいただけたのも、ブログの縁で、これでこの書物も本望と思います。 有難うございました。
by oss102
| 2006-09-03 21:02
| 日々のこと
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Comments(15)
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あきの
at 2006-09-03 22:05
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【大正6年の夏、栗栖さまのお世話になって、一週間の禊(みそぎ)をしましたので、その水臭い匂いもようやく取れました。】
これをお互いに書いたことで、夫婦の仲がうまく行くようになったのですね。これは今、心理学者が間に入って行うような感じのことです。そのお陰でこれが残ったと思います。 もったいないので、札幌にある博物館などに、相談すべきです。時代の庶民の記録として、しっかりと残って行くと思います。わたしの友に民俗学をやっている人がいます。何なら相談してみてもいいです。この人の相談先は、武蔵野美術大学の民俗学の先生です。 毎日、書き換え時間を待って、読ませてもらいました。 堪能しました。
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りんこう
at 2006-09-04 00:56
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誠一郎様の人生での出来事、読ませていただきました。有難う御座いました。こんな大切な書き物も大切に思って保存するのも今は私達の年代で終わりと思います。
骨董品屋が潰れる時代です。 古き良き物と私は思うものも今の時代の人々には価値観の違いというか、感覚のずれと言うか酷い言葉で言えばゴミのような物なのでしょう。 悲しい思いをしながら私の死後整理にこまらないように捨てられる時に捨てているのです。 「時代は変ったの」と思う今日この頃です。
大変貴重なお話ありがとうございました。コマツさん、誠一郎さんは当時の苦難の日々・・心情を綴られて後世に遺されました。OSSさんが、それに解説を入れてブログで紹介してくださいました。毎日ワクワクでした。刻々と変わる時代の変化・・晩年は夫婦仲良く、メデタシ、めでたし、よかったですね。OSSさんは、この祖父母の良い所ばかり受け継いだような気がいたします。孝行者の孫をもってシアワセに思って居られることでしょう!!
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礼子
at 2006-09-04 21:11
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貴重なものを拝見させていただきありがとうございました。古文書などはその時代に影響あった人のが多くて、庶民の文はなかなか見られないと思います。その点で貴重なものです。個人で保管するにも限度がありますから、何らかの形で残して欲しいですね。
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mikihana922 at 2006-09-04 21:14
壮大なお話を、こちらこそありがとうございました。
もっともっと伺いたいくらいです。 あるご夫婦の懺悔話となっていますが お2人にとって大きな意味を持っていたのですね。 又お2人の生活は、社会情勢とも大きく関係しているのだと思います。 最後はお幸せな晩年のようで、ほっといたしました。 コモツさんにはもっと長生きをして頂きたかったです。
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kotoritokoyagi at 2006-09-04 21:21
oss102さんはじめまして。
数ヶ月前より偶然こちらのブログを発見し、毎日読ませていただいております。毎日ワクワクしながら、時にぷぷっと楽しい、そんな時間をいただきました。こうやって古い記録が残されているお宅は珍しいと思います。紙のものは他の物より捨てられる事が多い中、ぜひぜひこれからも残っていて欲しいと心から願います。私自身古いものが好きで、祖父のものや、お店で買い集めたりしているのですが、その時代背景にも興味が出てきたところで、こうやって昔の貴重な話を聞けた事、本当によかったと思っています。楽しい時間をありがとうございます!
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oss102 at 2006-09-04 22:17
あきのさん、ありがとうございました。保存先については兄と相談してみます。読めないところも沢山ありますし、このレベルの書きものなら沢山あると思いますが、ただ風化させるのも残念に思います。
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oss102 at 2006-09-04 22:24
りんこうさん、やはり私たちが最後の世代ですか。そうなのです。私たちきょうだい5人の子たちも、その子らもバラバラでどうみても読み返してくれそうな子はいません。資料として保存しなければゴミですね。時代と共にいたし方のないことです。読んでいただけて光栄です。
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oss102 at 2006-09-04 22:29
こじまさん、良いところばかり受け継いだといってくださって、嬉しいのですが祖父祖母は母とともに天国から笑っていると思います。
よきに付け悪しきにつけ、血脈はつながっているとしみじみ思います。 こんな昔話などと思いながら書き出しましたが、みなさんの応援コメントに励まされて続けてきました。ありがとうございました。
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oss102 at 2006-09-04 22:33
chiyomiさん、夫婦が長く離れているとなんとなく遠慮が働いて水臭くなるのでしょうね。お互いに苦難の生活を書き綴って、理解しあえたのでしょう。かしこい選択でした。こうして手記を読むともっと母に祖父たちのことを聞いておきたかったと思いました。
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oss102 at 2006-09-04 22:38
礼子さん、ありがとうございます。いつもはとぼけたネコ達が出ますが、こんな古い話は顰蹙をかうのではと危惧していました。みなさんに励まされて、暑い夏を昔話で終わりました。 もう涼風どころか寒いくらいの朝晩です。手記の保存については兄とも相談してみますね。
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oss102 at 2006-09-04 22:44
mikihanaさん、こういう時代に生まれなくてよかったです。戦後お腹を空かせた経験はありますが、この時代のコマツさんたちは大勢いたのでしょう。頑張らなくては生きていけない厳しい時代でした。
今の世の中をみたらなんと思うでしょうか。大事にしたい平和な生活ですね。ハナチャンのためにも、我が家の2匹のためにも(^^♪
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oss102 at 2006-09-04 22:50
kotoritokoyagiさん、ようこそ!!読んでいただけて嬉しいです。
古いものがお好きなのですね。私もそうとう古いです(^.^) これからはトボケタねこやら花なども出てきますが、今後ともによろしくね。
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KURA
at 2006-09-06 23:38
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ご先祖様の記録を ありがとうございました
やはり気になるブログです 素晴らしいですね いつの時代も 女として 母として 共通の感慨がありました 我が家にも こんな 記録が欲しかったと想いました お盆になると親のこと祖父母のことは 話がでます 逢った事のない ご先祖様になにか 愛着を覚えます やはり血のつながりなのでしょうか 今は まだいない 孫に なにか 書き残したい 気持になりましたよ・・・
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