昨日HBC番組、夢の扉を見た。
タイトルは「驚き!雑草が地球を救う」
倉持仁志氏は、民間の除草剤の開発課にいた。
雑草は殺す事ばかり考えていたという。
或るとき、与那国で馬が放牧されている美しい草原を見た。馬が草を食べ、短くなった草に万遍なく陽があたり、また育つ。 草はこんなにも美しいものかと思った。
それからより強い草を育てることに没頭する。 鳥取大学と提携しているのか定かではなかったが、鳥取の砂丘の上に建てられた大きなドームの実験場は、日が当たれば60度にもなるという。
そこに彼は、イワダレ草を植える。アチコチに飛散しないようイワダレ草の種をつけない品種の苗を作る。
茎も葉も裁断機にかけて、短くカットしたものを土に混ぜてやると、そのどれからも発根し成育する。
それを掘っても掘っても崩れてくるアリ地獄のような砂丘に、プラスチックの円筒を使って植え込んでいく。 一ヶ月が経つ。
苗は活き活きと10倍くらいに地面に覆いひろがっている。根は地中深く伸びている。
地球の砂漠化が進んでいる。 これで土壌の流出も抑えられる。 黄土も少なくなるだろう。
夢の雑草が世界を制覇してほしい。
ここのところ、犬ねこに軍杯が上がっているが、こんな研究をする人間は素晴らしいとおもった。
イワダレ草
イワダレ草を検索してみた。 屋上緑化など、少ない水でヒートアイランド現象を防ぎ、水田のまわりなど、他の雑草の発芽を押さえと、たくましい性質を利用されているのを知った。
まだまだ研究段階だろうが、世界が目をつけて広がってくれたら、北海道のこのところの大雪も少なくなるかもしれないと、果てしなく夢は広がるのであった。