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仔猫時代 今でもず~っと仲良し
by oss102
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兄嫁 その4  母
 母は亡くなる数年間は白内障がすすみ、全盲になっていた。

病院へ母を見舞うと、嬉しそうにした。「あんた、幾つになったの?」と聞く。
認知症まではいかないが、高齢で物忘れがすすんでいる。 耳も遠くなっている。
6人部屋で聞かれるたびに、大きな声で「58歳!」と答えるはめになる。
付き添い人も何人もいる中で、行くたびに聞かれて閉口した。
筒状に紙を巻いて電話ゴッコのように、母の耳に近づけたが、母は嫌がった。

母は「早くおじいちゃんに迎えにきてほしい。寝巻きのひもで首を絞めようとしたけど、力がなくて出来なかった。」というようになった。
「おじいちゃん、向こうで彼女が出来て、もう少し待ってくれって言ってるよ。必ずそのうち行けるから、あせることないよ」


「どこも痛くないの、だから病院にいても仕様がない。家に帰りたい」という。
「でも母さん、自分のこと自分で出来ないでしょ。 御飯つくったり、お風呂に入ったり、みんなSちゃんのお世話にならなきゃいけないしね。 ここなら交代でお世話してもらえるからね」  私は淡々と受け止める。

病室を去るときは、いつも肩口で小さく手を振っていた。

老いるということは悲しい。 5人も子供を生んで、愛情一杯に育てたのに、
ゴメンね 母さん。
見舞いを終えて帰路につく車の中で、少し涙ぐむ私は、一方でまたひと月来なくていいのだと、解放感に浸ってもいるのだった。

そして兄嫁には、この解放感はないのだとも知っていた。

母は97才で亡くなった。
高齢なので眠るようにと願っていたが、現実はそうでなかった。
知らせを受けて病院へ行くと、母は管を一杯つけられて、手は拘束されていた。
声をかけると、母の目じりから涙がつ~っと流れ落ちた。

その夜から4晩病室に泊まりこんで、ようやく母は旅立った。
4晩泊り込みしながら私の思いは一つだった。
なんとか一刻も早く眠らせてあげたい。管も外してあげたい。
泣きながら私に殺せる方法はないのかと必死に考えた。 
「ゴメンネ、母さん、辛い晩年だったね。私にはなんにもできないよ~」
医者にも頼むが、管は外してもらえなかった。 不甲斐ない気持ちで一杯だった。

                                  つづく

by oss102 | 2007-05-29 21:21 | 日々のこと | Comments(12)
Commented by あきの at 2007-05-29 22:47 x
今日の話は圧巻。真実が胸を打ちます。みんな本当のことが掛けているのがいいですね。そしてやっぱり温かな気持ちが流れているのがいいです。
Commented by ririhallo at 2007-05-29 23:04
そうですか・・・・ごめんなさいね。 静かに眠らせてあげたいのは私達、看護をするものもそうなんですが・・・一度付けた管は故意にはずすと・・・法にふれますし・・・延命は望まない事を初めから希望されても・・なかなかなのが、今の法なのです。私達のできることは 目を落とされたら 一刻も早く 管をとり除いてあげることしか・・できなくて・・・本当にごめんなさい。。
面倒を見ていた お嫁さんを気使うossさんはすばらしいい!!  お子様でも 面倒を見ずに・・お嫁さんのことを悪く言う方をしばしば見かけます。感謝なさることは 素晴らしいと思いますよ。
Commented by chiyomi at 2007-05-30 00:15 x
人間が老いて死ぬのは大変ですね。
あらためて考えさせられる今日のブログです。
今日も母は一緒に畑にいる私のことを従姉妹の名前で呼びました。しょっちゅうだから私も従姉妹になって笑っています。たよりない母ですが、今はなんとか自分のことは出来、痛い足で畑にも行きたがります。だからなんとかおだやかな時間が過ぎていますが、先のことを考えると不安です。まだ始めの一歩を踏み出した所だと言うのに。
お母さんと一緒に暮らされたお義姉さんといい関係を持たれたことはすごいことだと思います。OSSさんに嘘がなかったからだと思いました。
Commented by hanairomimi201 at 2007-05-30 07:29
母も私に「あんた幾つになった?」とよく聞きました・「おかあちゃんは幾つ?」と聞くと60歳のままでした・・父が67歳で逝った年でした。
最後救急車で運ばれて行ったとき病院から延命処置はするかどうか聞かれましたが「いりません・・」と答えました。それでよかったと思っています。
最後は泣きながら読んでしまいました。
実の母なのに 正直言って時々「こんなこといつまで続くのか・・」と思ったことがありました・・懺悔です。
ゴメンね・これでよかったかな?今も思って涙が流れます・91歳でした。
Commented by mitsuko_beauty at 2007-05-30 08:54
私は母の誕生日は知りません6月というのは知っているけど何日かは解らない 知りたくもなかった時期がありました 私達幼子を捨てたからでした でも自分が年齢を重ねていって 母の寂しさがわかるようになったころ亡くなってしまいました 後悔しました 母も悲しく辛い人生を生きてきたんだなと 生きているうちに親孝行したくても 今は居ません 死ぬその年に兄の結婚式で名古屋へ行き 母は、いつでも会えると埼玉へ戻ってしまった その後 脳血栓で亡くなり ショックでした 会いに行けばよかったと悔やんでも悔やみきれなかったです
Commented by 清子 at 2007-05-30 16:34 x
帰路につく時一月は来なくていいのだという開放感とありますが同感です。自分の親でも病院を出る時ホットして罪悪感を感じていました。oss さんは正直な方ですね。
Commented by oss102 at 2007-05-30 18:50
あきのさん
次兄夫婦も次姉も比較的近いところに住んでいましたので、度々見舞っていたのです。長姉はもう亡くなっていました。
私だけが月に1度で免除されていました。気楽なものでした。・・・が
亡くなったのは12月23日、冬道を何度走ったかしれません。
Commented by oss102 at 2007-05-30 18:53
ririhalloさん
貴女にごめんなさいと言われると困ります。
お仕事にはそれなりの守らねばならない基準があります。
みんなで意識を変えていかなければなりません。
肉体の命より、精神の命を大事に考えてほしいですね。
Commented by oss102 at 2007-05-30 18:57
chiyomiさん
私がしたくないこと、避けたいことを兄嫁が引き受けてくれていたのです。
長兄の嫁というだけで・・・・どんなに感謝しても足りません。
でも気持ちだけで、行動につながっていません。
chiyomiさんのとこも、これから大変ですね。
暖かい陽だまりの日が一日でも多くありますように・・・・
Commented by oss102 at 2007-05-30 19:02
hanairomimiさん
妹さんと実際に手を染めて介護なさっていたのでしたね。
救急車に乗ったということは、自宅で介護なさっていたのですか。
幸せでしたね。
本当に期限が分からない介護は、いつ終わるのかと暗澹とします。
自分は介護していなくても、だれかがやっているわけで、盲目になって寝たきりの母を一日でも長く生きていてほしいなんて、母のためにも思ったことはありませんでした。
Commented by oss102 at 2007-05-30 19:05
mitsukoさん
まだまだ会えるからと思っているうちに亡くなるのがいいですよ。
あまりに長い介護生活は、本人も介護する人も大変です。
mitsukoさんの思いは伝わっています。
Commented by oss102 at 2007-05-30 19:07
清子さん
病院を出るとホットします・・・同感ですか。 よかったみんな同じなんだ。
ようやく親が済めば自分の番になります。^^;
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