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出久根達郎という人の書いたものが好きである。
中卒で集団就職で上京し、丁稚に住み込んだのが古本屋。 古本屋の事情、最近の古本ネット販売、飼った犬、ネコ、自身の老親問題など、身近なエッセーを出していて、そのどれもが面白い。 先日、音江の青年の家で朝食までの時間、この人の本を読んだ。かなり昔の本である。 デパートで古書展をやった。マニアというものは、いつの時代にも沢山いるものだ。 開店前から長蛇の列になる。 その中に、古書展常連のTさんもいる。 ランニング姿に鉢巻。 開店。 どっと人がエレベーターの前になだれ込む。 押し合いへし合い、 「出て行け」「いや、俺の方が先だった」と小競り合い。エレベーターは中々動き出さない。 その間にTさんは階段をかけ上る。会場は7階。 Tさんはエレベーターが着くより早く展示場へ踊りこみ、お目当ての本を片端からリュックに詰め込む。 下調べがすんでいて、かけ上るのが、エレベーターより早いと計算済みだったのだ。 業界では有名なその男も、それから数年して死んだと聞いた。 人は死ぬ間際まで、執着するものだと思った。いや、死を計算に入れないから、人生は面白いのかも・・・・ もう一つ読んだ。 古書の「新本」を求める人は多い。 帯や表紙がキチンとしていることが望ましい。 H氏が新本を買ったが、返品したいと電話で言ってきた。 はさんでいる値段票がない。表紙が色褪せてみえる、ということであった。 古本業界では、汚れではなく、自然の時間の経過がみせる色あせは、問題にしないのが常識であった。 値段票も、買うときに本屋のほうでとるのだから、なくて当然。 こう説明したのだが、どうしても返品したいという。 店に返本にきたとき、その客に聞いてみた。 「本は読まないのですか?」・・・・客はけげんそうに「読みません。読んだら新本でなくなるでしょう」 一冊ずつ、油紙に包んでしまっておくという。 本は読むものとは決まっていないのだ。 この二つを読んだら、朝食の時間になった。
by oss102
| 2007-10-11 16:19
| 日々のこと
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Comments(14)
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あきの
at 2007-10-11 17:56
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本は読まない…おもしろい人もいますね。出久根さんは腰が低くて、いかにも古書をあつかっている感じがいいですね。わたしも本の帯をどうしようかなんて、考えるときがありますが、本ぐらい線を引いたり汚くして読みたいと思っています。ほかはケチなので。
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ririhallo at 2007-10-11 21:19
本好きは私も~~のはずが・・・今はPCにはっまってますが・・・・・沢山の本にあきれた子供らが古本屋に持って行き、1万になった・・・といって夕ご飯を外食したことがあります。(そのときは読書に夢中で子供らが本を出したことに気付かなかった。。。。
ニャンコ・ザ・ムービーを借りてきてみました・・・たっぷり癒されましたよ!! DVDを借りるなんて初体験で~~す。
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tmshanagn304 at 2007-10-11 22:06
本を買っても読まない人はツン読ですな。ウチの近所に、ベンツをかざっている人がいます。ほとんど乗らないのでときどきアイドリングをしている。いろんな趣味がありますね。
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sakura
at 2007-10-11 22:36
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清子
at 2007-10-12 10:06
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本にも人によりいろいろな接し方があるんですね。最近変な癖がついてしまっています。朝食の時老眼鏡をコーヒーで曇らせながら本を読んでしまいます。夫に怒られますが、何故かゆったりするんです。困りました。
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mitsuko_beauty at 2007-10-12 10:21
ある学者さんが これまで蓄積した知的遺産に、触れることができる 視野を拡げ思考力高めるためることができる
日常生活のなかで本を読む習慣をつけることが大切なのでしょうね 私は、読書は苦手です あらすじを読んでおしまいに、なってました 途中で読まなくなった本が何冊もあります それでは知識もつきませんね 反省です
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mikihana922 at 2007-10-12 19:13
こんばんは。
出久根さんの本は一度読んでみたいと思っていますがまだ・・・・。 阿佐ヶ谷で古書店の主をされていたような記憶があります。 先日のショウマ君たちと関わるご近所の方々の 人間模様がありましたが お店に来るお客様もそれぞれなのですね。 oss102さんもお店をされていらっしゃる時も おもしろいことが沢山ありましたでしょう。
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oss102 at 2007-10-12 19:51
あきのさん
私は図書館の本でも少々汚くても平気。だから本への書き込みはしません。なにかあれば、ノートに書くのですが、大抵は読みっぱなしです。娘は買って読みます。私の娘でありながら、贅沢に育てたものと思います。
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oss102 at 2007-10-12 19:55
ririhalloさん
1・2・3とあったでしょ。どれもこんなのありー??と思うくらい個性的なネコちゃんたちですね。見ている間、頬がゆるみっぱなしだったでしょう? 本はどんどん溜まりますから、あるときを境に手許に置かなくなりました。図書館に寄附して整理しておいてもらうことにしたのです。
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oss102 at 2007-10-12 19:58
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oss102 at 2007-10-12 20:01
sakuraさん
昔読んだ本をまた読み返してみたいと思うのですが、まだ読みたい本が図書館で、読め読めと迫ってきます。デジカメのように、シャッ、シャッと頭に撮影できたらいいなと思うのですよ。
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oss102 at 2007-10-12 20:04
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oss102 at 2007-10-12 20:07
mitsukoさん
貴女はとても忙しい生活をしています。怠ければ怠けられるのに、ちゃんとお料理して、きちんとした生活を送っています。 生活の中から学んで勉強しているのですよ。 ネットでよく検索して物知りですよ。そのまんまでいいです。
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oss102 at 2007-10-12 20:11
mikihanaさん
私は古い年代の者なので、どうしても近い年齢の作者が書いたものがピンときます。出久根達郎はハナママさんにはちょっと古くてピンとこないかもね。 しがない下町の店をやっていて、こんな暮らしがあるのだと驚いた部分もありました。頭では分っているつもりでも、サラリーマンの妻では、やはり分っていなかったのです。
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